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日本人の心を取り戻そう!

2023-06-08 18:54:45 | 日本社会

以下文は、Adventures from the Book of Virtues(ユーチューブ)、 The Book of Virtues Paperback September 5, 1996 by William J. Bennett、国民の修身・(産經新聞、日本工業新、著者 渡部昇一)2012年7月、池田博男氏・教育コラムマガジンブログ等々を一部参考にしています。

 

昨今、グローバル化で日本の良き文化、道徳は無くなろうとしていると思います。特に新型コロナウイルス、mRNAワクチン、ウクライナ問題等々では道徳心は一部を除き、無くなったようにも思います。

平気で嘘を報道するメディア、専門家等々、国のトップ等は平気で利権、地位等を未来永劫維持するため、結果的に国を売り、国民を翻弄させていると思います。多くの国民は弱者に対する思いやり等は無くなり、欧米の弱肉強食が主流となり、何時の間にか殺人を犯しても何とも思わないような道徳心、本来の日本人は違ったと思います。古い話になりますが、皆さんに道徳関連の記事を紹介したいと思います。

1981年1月に就任した米国レーガン大統領は就任直後、道徳教育の改革に乗り出しました。当時の米国の青、少年の風紀は極めて悪く、暴力、麻薬等の蔓延で米国内は荒廃しきっていました。この原因は、米国最高裁判所が生徒規則、学校規則で生徒の自由を束縛してはならないと決定したことです。

自由奔放、やりたい放題、規律、道徳教育不在ではまともな青少年の学校教育は成り立ちません。この状況を察したレーガン政権は、このままでは米国は衰退、滅びると真剣に対策を検討しました。一体、誰が米国を衰退、滅ぼすのか・・・米国の外敵ではありません、不良集団化したアメリカの青少年達です。

レーガン政権は、これらの対策には道徳教育の改革以外に道は無いとの結論に達しています。道徳教育改革メンバーの一人が文部長官、W・J・ベネット氏です。海外の道徳規範等を研究、探した結果、日本の教育勅語・修身に行き着いたと言われています。

W・J・ベネット氏は退任直後、レーガン政権の道徳教育の担当者としての知識を「The Book of Virtues」(道徳読本=米国流、教育勅語・修身等々)という名の本にして出版しました。この本には徳目が10項目あります。9項目までが日本の教育勅語、修身等々と同一の内容を米国流に置き換えたものです。最後の章のみが聖書です。

この「The Book of Virtues」はエピソード等を取り入れ、青少年達にも大変分り易く書かれており、瞬く間に米国内で大ベストセラーになり、聖書に次ぐ3000万部が発刊されています。現在でも英語版ユーチューブでもアニメ風に作られており楽しく学べます。この英語版ユーチューブ・Adventures from the Book of Virtuesは当時、大変好評で、これらは米国以外の多くの世界の国々でも道徳教育の参考としているようです。

   ↓ 英語版です。(英語が苦手な方はパスして下さい。)

 

日本の教育勅語・修身が米国等の人達に受け入れられている事実、私達日本人は以外に思うかも知れませんが世界の現実です。

今日、米国内家庭での座右の本は聖書と「The Book of Virtues」と言われています。以後、当時の米国は「The Book of Virtues」により最悪の状態を脱したと言われていますが、昨今は混沌とした新たな問題が超山積のようです。

如何に教育勅語・修身が多感な青少年の精神形成、醸成に効果的であるかを物語っていると思います。戦後日本はGHQに道徳教育の魂とも言える教育勅語、修身を封印してしまいました。道徳なき学校教育が行われた結果、現代日本社会に多くの歪を生じているのは当然だと思います。専門家の間ではGHQ策は国際法的にも問題と言われています。教育勅語、修身の復活等は物質中心、徹底した弱肉強食、個人主義の現代社会に一石を投じ、日本の未来に青少年が夢を持てるようになる一助となると思います。

 

教育勅語(日本国民の精神)

教育勅語には12の徳目があります。

*孝行=親に孝養をつくしましょう
*友愛=兄弟・姉妹は仲良くしましょう
*夫婦=夫婦はいつも仲むつまじくしましょう
*朋友=友だちはお互いに信じあって付き合いましょう
*謙遜=自分の言動をつつしみましょう
*博愛=広く全ての人に愛の手をさしのべましょう
*修学=勉学に励み職業を身につけましょう
*智能=知識を養い才能を伸ばしましょう
*徳器=人格の向上につとめましょう
*公益=広く世の人々や社会のためになる仕事に励みましょう
*遵法=法律や規則を守り社会の秩序に従いましょう
*義勇=正しい勇気をもって国のため真心を尽くしましょう

義勇の徳目を問題だと言われる方がいますが、世界の国々では常識、極自然です。今日、問題となるのは戦後の可笑しな憲法の結果です。

 

明治36年、文部省より国定修身教科書の修身の教科書が発行され、この教科書に基づいて修身教育が行われています。修身教育は明治、大正、戦前・昭和と3つの世代を通じて長い間日本人の精神形成を担ってきています。

修身(国民道徳の実践,徳性の涵養を目的としています。)

修身は古今東西の偉人の話が少年達に分かりやすいように書かれています。具体的なエピソードを通して、25の徳目を教えています。修身の教科は多くの少年達の人格形成に良い影響を与えたと思います。

 

修身の25徳目

「家庭のしつけ」「 親孝行」「 家族・家庭」「勤労・努力」「 勉学・研究 」「創意・工夫」「 公益・奉仕」「 博愛・慈善」「 資質・倹約 」「責任・職分」「 友情」「 信義・誠実」「 師弟 反省」 「正直・至誠」「 克己・節制」「 謝恩 」「健康・養生」「愛国心」 「人物・人格」「 公衆道徳」「国旗と国家」「 国際協調」等々

これらの徳目は時代や国、文化に縛られない普遍的な人の有り様を伝える内容がほとんどです。教育勅語、修身が戦後から日本社会から消えてしまっていることは残念です。価値の押しつけが修身と言う方もおられるようですが、これらの内容が可笑しいとは思えません。

昨今の日本を取り巻く諸環境、日本の文化・歴史にそぐわない欧米流の弱肉強食の社会、殺人、殺人未遂、既得権、利権、いじめ等々突き詰めれば、人間としての精神、道徳等の問題となるように思います。

特に、以下3つの有名な修身文は大変分り易く、戦前・中には親しまれたものです。本来の日本人の心を表していると思います。

 

 父母ニ孝ニ(親や先祖を大切にしましょう。)

 「二宮金次郎」
二宮金次郎は、家が大そうびんぼうであったので、小さい時から、父母の手助けをしました。
金次郎が十四の時、父がなくなりました。母は暮らしにこまって、金次郎と次の子を家におき、すえのちのみごをしんるいにあずけました。しかし、母は、その日から、あずけた子のことが気にかかって、夜もよく眠れません。

「今ごろは、目をさまして、ちちをさがして泣いているであろう。」と思うと、かわいそうでならなくなり、いつも、こっそり泣いていました。金次郎は、それに気がついて、おかあさん、どうしておやすみになりませんか。と聞きましたが、母は、「しんぱいしないでおやすみ。」というだけでした。金次郎は、「これは、きっとあずけた弟のことをしんぱいしていらっしゃるのにちがいない。」と思って、「おかあさん、弟をうちへ連れてかえりましょう。赤んぼうが一人ぐらいいたって、何でもありません。私が一生けんめいにはたらきますから。」といいました。

母は、大そう喜んで、すぐにしんるいへ行って、赤んぼうを連れてもどりました。親子四人は、一緒に集まって喜び合いました。
孝ハ徳ノハジメ

 

2 兄弟ニ友ニ(きょうだい仲良くしましょう。)
  「毛利元就」
毛利元就は戦国時代に中国地方を治めていた勢力のある武士でした。元就には隆元・元春・隆景という三人の子どもがありました。ある時、元就は三人の子どもを集めて、三本の矢を一つに束ねたものをそれぞれに渡して、それを折るように命じました。

しかし、丈夫な矢が三本もしっかり束ねてあるのですから、いくら力を出しても子どもの力では折ることが出来ません。そこで元就は、束ねてあった矢を一本一本ばらばらにして、それを渡して折るように命じました。今度は一本だけですから三人ともたやすく折ることが出来ました。元就は三人の子どもに向って、「兄弟もこの矢とまったく同じである。兄弟が仲良く協力一致すれば、どんな強い敵から攻められても、なかなか破れるものではない。反対に、兄弟がばらばらになれば簡単に敵に攻め破られることになる。この矢をみて、三人ともよく心に留めて省みなければならない。」と言って諭しました。

また、三人の子どもが成人した時、元就は三人に一つの書き物を渡しました。それには、「三人とも、毛利の家を大切に思い、たがいに、少しでもへだて心を持ってはならない。隆元は二人の弟を愛し、元春・隆景はよく兄につかえよ。そうして、三人が一つ心になって助け合え。」と書いてありました。また、元就は、隆元に別の書き物を渡しましたが、それにも、「あの書き物をまもりとおして、家の栄をはかるようにせよ。」と、よく行きとどいた戒めが書いてありました。
書き物をもらった兄弟は、三人の名を書きならべた請書を父にさし出し、「三人は、心を合わせて御戒めを守ります。」と、かたくちかいました。

 

3 夫婦相和シ(夫婦はいつも仲むつまじくしましょう。)
  「山内一豊の妻」
山内一豊が織田信長のけらいになったばかりのころ、大そうよい馬を売りに来た者がおりました。これを見た人は皆ほしいとは思いましたが、何分にも値が高いので、誰一人買おうという者がありません。馬の主は馬を引いてかえろうとしました。一豐も、ほしくてほしくてたまらないから、家へかえって、「ああ、金がないほど残念なことはない。武士としてはあのくらいな馬をもってみたい。」と思わずひとり言をいいました。

妻はこれを聞いて、夫に向かって、「その馬の値はいかほどでございます?」「金十両」妻は立って、鏡箱の中から十両の金を出して、「どうぞ、これでその馬をおもとめあそばしませ。」一豊はおどろいて、「これは又どうした金か。これまで貧しい暮らしをしているのに、こんな大金を持っているなら、なぜあると一言いわなかった。」
さようでございます。このお金は私がこちらへまいる時、「夫の一大事の折りに使え。」と申して父の渡してくれた金でございます。人の話によりますと、ご主人織田様には、近いうちに京都で馬ぞろえをなさいますとのこと。さだめて皆様はごじまんの馬に乗ってお集まりのことでございましょう。あなた様にも、その折りにはよい馬にめして、主人のお目にとまるようになされるのが大事と考えまして、今日このお金を出しましたのでございます。

一豊は妻に礼をのべて、その馬をもとめました。やがて馬ぞろえの日となって、一豊の馬は、はたして信長の目にとまって、「ああ、よい馬、名馬々。誰の馬か。」とたずねました。けらいのものが、「これは一豊の馬でございます。」
といいますと、「日ごろ貧しい暮しをしている一豊が、よくもこういうよい馬を買いもとめた。見上げた志のもの、りっぱな武士」と、信長は大そう感心して、これが一豊の出世のもとになったということであります。

 

日本敗戦、1945年12月31日のGHQ占領軍指令、「修身、日本歴史及び地理停止に関する件」で授業は停止され、教科書回収が決定、教育現場から消えましたが、日本の魂とも言える道徳心、武士道、大和心等のDNAは今も日本人の心に宿って(眠っている)いると思います。

これらの心と天皇制が日本を形成しており世界から日本人が信頼、尊敬される所以だと思います。

世界の人々から見れば極めて自然に恵まれた国、尊敬、羨望等される皇室を頂点とした日本・・・特に日本人の中に流れていた大和心、武士道、道徳心等は戦後GHQ(主にニューディラーと言われる共産主義者、アシュケナージ・ユダヤ人がGHQに入り込み対日策を講じています。)により徹底的に取り払われ、結果、個人主義等ばかりで一番多感な青少年に対する道徳教育等は少なく、未来を背負う青少年に対し、人間のあるべき姿、目標等々はことごとく剥ぎ取ってしまわれたように思います。青少年が日本の未来に夢を持てる国、社会にするには一策として教育勅語、修身を学ぶことは大切だと思います。

私達は、教育勅語・修身を即拒絶することなく、先ず、教育勅語・修身を「読んでみて」判断することが必要だと思います。

 

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