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極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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猿の惑星と白人社会

2018-09-14 15:17:24 | 日記

一度は見たことがる「猿の惑星」、SF世界を模写したとも言われていますが・・・シリーズ THE RIVER、ウィキペデイア、ネット上等の記事を参考にしています。可笑しな解釈等多々あるとおもいます。雑文日記とします。

 

誰もが一度は目にしたことがある映画、猿の惑星、猿の惑星シリーズ(PLANET OF THE APES)は、フランス人作家、ピエール・ブールによるSFに基づく一連の創作物を指しています。米国20世紀フォックスを中心にして作られています。猿の惑星シリーズは、「猿の惑星」(1968)、「続・猿の惑星」(1980)、「新・猿の惑星(1971)、「猿の惑星:征服」(1972)、「最後の猿の惑星」(1973)の連続した5作品と、第1作をリメイクした「PLANET OF THE APES/猿の惑星」(2001)、現在進行中の「猿の惑星:創世記」、「猿の惑星:新世紀」、、猿の惑星:聖戦記」の9作品で構成されています。

この物語は、ヘストン演じるアメリカ人宇宙飛行士テイラー大佐が猿の支配する惑星に降り立ち、紆余曲折の末に惑星が人類文明の崩壊した地球だったことを知るというものです。宇宙船から降りたら、驚くべきことに出会ったのは地球を支配している猿達です。

この映画は猿と人間・白人のみが主人公であることがポイントになると思います。以後、白人と猿の戦い、葛藤等々が始まります。この作者の根底にある人種に対する考えが反映したと言う方も多いのも事実です。

 

猿の惑星の脚本家、ロッド・サーリング(アシュケナージ・ユダヤ人)は白人支配者層の自らを絶対的な正義として書いているとも言われています。じゃ、自らの掲げる正義が相手にとっても正義でしょうか、この映画に潜む矛盾は解消しない可能性があるように思います。

 

原作者はフランスの作家ピエール・ブールですが、脚本を書いたロッド・サーリングが得意とした白人が逆差別される世界を書いていると言う説もあります。

ロッド・サーリング(Rod Serling・1924年12月~1975年6月)はアメリカの脚本家でテレビドラマ等で活動していました。有名なのはテレビシリーズ・トワイライト・ゾーン(超次元の体験、Twilight Zone)の脚本を手掛け自身も出演していました。

一説では映画に出てくる猿達は、白人と有色人種等の比喩とも言われています。アメリカで一部が差別被害者となってる有色人種が逆に白人を差別する作品と言われる方も多いようです。

 

原作者はフランスの作家ピエール・ブールです。

ピエール・ブールの代表作には「猿の惑星」以外に、有名な「戦場にかける橋」、「カナシマ博士の月の庭園」があります。自身、インドシナで自由フランス軍兵士として参加しており、その時の経験から戦場にかける橋等を書いたとも言われています。

1937年、第2次世界大戦開始、フランス領インドシナでフランス軍に徴兵、ナチス占領後シンガポールの自由フランスの秘密工作員として活動、1943年に日本軍の捕虜、2年間日本軍捕虜として強制労働に使役されています。国際的ベストセラーになった悪名高い、死の鉄道についての小説、戦場にかける橋の中でこれらの経験を活用したと言われています。
以後、フランスに戻り獄中日誌、小説を書き始めています。代表作の戦場にかける橋、「猿の惑星」はインドシナでの経験を基に書かれたと言われています。1994年1月30日にパリで死去しました、81才でした。

 

猿の惑星・・・戦時中の有色人種からの捕虜体験、戦った有色人種・日本兵から猿支配の社会の発想を得たとの説は多いようです。モデルにされた有色人種・日本人、作品は一見日本人を差別したものではないようにも見えますが・・・

有色人種・日本軍捕虜から解放、フランスに帰国後は自国文明に向けられています。映画の根底にあるものは日本軍の捕虜収容所に囚われたフランス人捕虜、捕虜体験が猿の惑星では表現されているとも言われています。

更に、1964年に刊行された、「カナシマ博士の月の庭園」は黄色人種・日本人に対し、悪意を含んだような描き方のように思えます。

カナシマ博士の月の庭園とは・・・

アポロ11号に先立つこと数年前の作品です。月着陸競争の勝者はアメリカでもソ連でもなく、日本だったというお話です。何故、日本が先んじることができたのか、それは米ソが地球への帰還を前提にしていたのに対し、日本は神風特攻精神で行くことだけしか考えなかったからでした。

一番乗りを果たしたカナシマ博士は、月面に日章旗を立て、禅寺ふうの小さな庭をこしらえ、詩を作り、絵を描いた後、しばらく瞑想にふけってから、バンザイと叫びながらハラキリを敢行します。
白人からみれば、1960年代でも日本人はこんなイメージだったようです。

日本人は何を考えているのか、常識では計りきれない人種だと・・・戦前から欧米人に不気味民族として間扱いされた経験を過去に持つ日本人

唯、旧日本軍の捕虜に対しての扱いは、日本軍からしたら捕虜としての普通の扱いでも捕虜に苦痛を与えたようです。戦時下の日本軍の厳しい食糧難等々、捕虜となれば仕方ない面も多々あるとは思います。戦時下で快適な生活が出来る捕虜収容所は、世界にも稀です。

 

猿の惑星では、優れた白人を暴力で支配する野蛮人という構図が見え隠れします。白人主人公が正しい、美しいという前提で正しい、美しいのであれば相手は悪く、劣等等である、この白人相手を黄色人種・猿で表わしていると思います。映画で主張する、悪に征服される善の恐怖・・・

更に、「カナシマ博士の月の庭園」は黄色人種・日本人に対する大きな問題を秘めているようにも思えます。
世界には現在も形を変えて人種差別が存在しますが、タルムード(ユダヤの宗教規範)を信奉する人達がいる限り人種差別はなくならないでしょう。この問題を考える一助となるかも知れない猿の惑星、人類の歴史で白人優位が無くなるのは難しいように思う昨今です。

 

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