極東アジアの真実 Truth in Far East Asia

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ウクライナ問題等に対するロシア側の言い分

2014-04-04 09:03:54 | ウクライナ
アメリカとロシア関係は、一部は「アメリカの世界覇権を維持する為、ユーラシア分割」というブレジンスキー戦略でもあり、「イスラエルが支配するシリアとイランに対する中東政策」の反映であると思われます。ロシアに対してはアメリカの地政学的敵意によって決定されていると見るべきです。
侵略側と、侵略される側は極めて明白です。もし関係を正常にしたいと思うのであれば、やり方を変えるのは、侵略側の責任です。
単純比較例として、、、ロシアはケベック州にカナダから分離して、ロシアが率いる軍事同盟に加盟するよう、しつこく要請しているでしょうか? そんなことは有り得ません!これは現在起きている事と同じことですです!
ヨーロッパ・ユーラシア担当アメリカ国務次官補ビクトリア・ヌーランド氏は、ウクライナ国内で影響力を勝ち取る為、ウクライナをロシアから引き剥がし、アメリカの軍事同盟に取り込む為、50億ドル使ったと、あからさまに自慢していました。
選挙で選ばれた大統領を、彼女が“ヤツ”と呼んだアメリカの子分と置き換える為に、、、それほど残虐ではない妥協を想定していたヨーロッパのアメリカの同盟諸国に対してさえも、ヌーランド女史が陰謀を企んだのはもはや秘密ではないと認識してるようです、彼女の一派は間違いなく現在もヨーロッパに残っているようで次の目標を探してるでしょう。セバストーポリの重要なロシア海軍基地等を含め、ウクライナを欧米の勢力圏に引き込むことを狙ったことは明白な事実です。
政治的勢力は、米国に仮想対ロシア核先制攻撃能力をもたらし、ロシア国境沿いで定期的に軍事演習を行うことが唯一の戦略的機能であるミサイル基地を配置し、、、ソビエト連邦崩壊以来、NATOはロシアに向かって組織的に拡張してきました。
ロシアはアメリカ合州国に対しても何もしておらず、ペンタゴンも望んではおらず、「ネオコンと呼ばれるイスラエル志向の政治家の一派だけが望んでいた行動」にほかなりません。対シリア軍事行動に関しても、議会で否決されるのを避ける為の方策をネオコン等はオバマ大統領に提供しています。
ロシアは、敵対的イデオロギーを主張してはおりません、欧米との正常な関係を求めているに過ぎません。ロシアにこれ以上何ができるでしょう、、、 分別を取り戻すのは、アメリカ側なのです。
これだけインターネットによる情報取得が可能となった現在、ウクライナ、クリミヤ問題もマスコミ等の一方的な情報が世界に氾濫したとしても世界の良識は見抜くでしょう。

参考資料
Diana Johnstone、『Fools’ Crusade: Yugoslavia, NATO, and Western Delusions』等々
欧米プログ等、ロシア側の言い分等
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