ベルリン・フィルのヴァルトビューネ野外コンサートが放送されていた。
この野外劇場は、古代ギリシャの円形劇場を参考に、1936年のベルリン・オリンピックにあわせて建造されたとのことであるが、現在も市民の憩いの場所として利用されているのはすばらしい。
おそらく2万人以上の人たちが、それぞれ、自分たちのスタイルで楽しんでいる様子が伝わってくる。
今回は、映画音楽が取り上げられたが、バレエ音楽と並んで、20世紀音楽の大きなジャンルであることが印象付けられた。
映画音楽は、見た映画のシーンが次々と思い起こされ、観客それぞれが、その思いと共に、壮大な音楽に浸っているようだった。
星空の下で聴く音楽のすばらしさは格別であろう。
私は、熱中症を避け、自室で遮光カーテンを引き、冷房を入れての鑑賞である。
新国立競技場の建設でもめているが、一つの参考であろう。