想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

意外な話に驚く

2015-06-20 19:37:40 | 日記・エッセイ・コラム
郷里の一人暮らしの叔母が亡くなり、甥の私が喪主を勤めざるを得なくなり、無事、大役を果たし帰宅した。
親戚も少ないので、内輪で終えるつもりだったが、ピアノの先生をしていた関係で、かっての生徒さんたちが大勢参列くださり、良い葬儀になった。
病院で最後を見届けてくださった人も教え子で、皆さん、本当に良くしてくださり、生前、皆に尽くしていたのだと感心した。
通夜の席で、一番弟子といわれている方と話をしていると、意外なことを知った。
その方も満州から帰国したとのことであるが、何と昭和16年という。
私たちが帰国したのは、戦後の昭和21年であるが、軍の上層部に知り合いがあり、早く日本へ帰国した方が良いとのアドバイスに従って、帰国したとのことだった。
昭和16年といえば、私たちは、大連の満鉄社宅で、何の不自由もなく生活していた頃である。
この頃、すでに冷静に情勢分析していた軍関係者もいたのだということを知って驚いた。