原発再稼動の司法判断

原発再稼動に関しての福井地裁の司法判断は大いに注目されたが、鹿児島地裁は異なる判断を示した。
鹿児島地裁が福井地裁と同様の判断を示したら、原発再稼動ストップの流れが出来ることになり、政府はホットしたことだろう。
田中原子力規制委員長は、福井地裁の判断に対して、「世界で最も厳しい基準」との発言をしているが、そうであっても安全とは言い切れない。
「福島原発は安全」と言っていたことを、もう忘れてしまったのだろうか。
もし事故が起こった場合の被害は、地理的条件では、京都に近い高浜に比べて、川内は低いかもしれない。
福島の後処理が遅々として進まず、困難に直面し、核廃棄物の処理の目処も立っていない。
再稼動を進め、利を得るのは誰なのか。
安保法制を進めることで儲けるのは誰なのか。

フィギア・スケート、ラスト・パフォーマンス

フィギア・スケートは国別対抗戦で今シーズンの幕を閉じた。
シーズン最後のエキシビジョンは、選手も競技から開放され、自由な思い切ったパフォーマンスをするので楽しみである。
今シーズンのフィギア界の目玉は、羽生であり、彼の代名詞ともなった「パリの散歩道」を、完璧な演技でシーズンを締めくくったのは見ごたえがあった。
ところが、放送内容は全体的に物足りない内容だった。
コマーシャルと日本人選手の演技ばかりで、メダルを取らなくても、ユニークなパフォーマンスを期待していた私にはがっかりであった。
エキシビジョンでは、競技では見せない才能を見ることが出来、それが來シーズン以降の活躍につながるケースがあるが、日本人選手のエキシビジョンの演技は概して面白くない。
他のスポーツでもそうだが、世界水準を狙うのであれば、放送関係者はもう少し勉強が必要だ。

「他に手段がない」は歯止めになるか？

安保法制がどんどん進められている。
なんだかな云われているが、戦争に加わりやすくする方向に向かっていることだけは確かだ。
安倍内閣は、戦争をしないという最も重要な歯止めより、何かしたいということに重点があるようだ。
「他に手段がない」と定めても、歯止めにはならないだろう。
沖縄の基地問題でも、政府は「これしかない。」という。
やりたい人間にとっては、他に手段があっても手段はないからだ。
官僚の作成する文章には必ず、解釈によって抜け道が作られているもので、政府は都合よく解釈するだろう。
秘密保護法、報道への介入等、最近の動きを見ていると、一本の糸で結ばれているような気がする。
国民が、「ノー」と思うなら、選挙で意思表示するべきだろう。

医療業界への不信

群馬大と千葉県がんセンターでの腹腔鏡手術での死亡事故のニュースは衝撃的だ。
難しい手術の場合、１００％成功するなどとは思っていないが、こんなに大勢が死亡しながら放置していたとは異常である。
私も、一昨年、開腹手術、ロボット手術、腹腔鏡手術の選択を迫られた経験をしているので、他人事ではない。
医療の世界は閉鎖的で、その世界は判りにくく、命を預けるので文句は言いにくい。
ＮＨＫの「プロフェッショナル」に出てくるドクターは本当にすばらしいが、自分がこのようなドクターに手術してもらえる可能性は低い。
続いての聖マリアンナ医科大の不正はもっと深刻である。
コピペのレポートで資格を得ている医者がいるとなると、医師の力量を信頼できないし、人格にも問題があるとすれば、もっと深刻である。
医薬品にも問題がる。先日、新薬の臨床データにうそがあったことが報じられている。医薬業界と医師との癒着は、人命を預かるだけに高いモラルが求められて当然である。
健康に注意し、病院にかからないことが一番だ。

すばらしい「ひまわり８号」の画像

「ひまわり８号」の画像が公開されている。
「ひまわり７号」の画像に比べ、格段の向上している。
台風の目や中国の黄砂の流れが見事に映し出されており、驚きだ。
ここまで鮮明に、しかも動画で見ることが出来れば、気象予報の精度も数段向上するだろう。
ロケットの打ち上げには、多くの費用がかかるが、このような衛星のためなら、税金を投入しても充分メリットがある。
つまらないＯＤＡよりも、国際的にも貢献できるだろう。
金は使い方によって、人間を幸せにも不幸にもする。