ナット・キング・コール・トリオ
ナット・キング・コールは、日本では、ジャズ歌手と云うよりは、ポプラー歌手として認知されているようであるが、それは、彼の「ラヴ・レター」があまりにヒットしたからであろう。
私も、昔、ある女性から手紙をもらい、開けてみると、英語で書かれた「ラヴ・レター」の歌詞がつづられていた。そして、下に小さく「ナッキンコールのラブレターよ」と添え書きがしてあったのを思い出す。(注:ナット・キング・コールではなく)
しかし、彼の真価は、ジャズ・シンガーであり、ジャズ・ピアニストである。
1951年に「トリオ」を解散し、1965年に死去するまで、ソロ・シンガーとして活躍し、人気を得たが、全盛期は、むしろトリオ時代であろう。
彼のもっとも充実した名盤は、1956年に録音された、この「アフター・ミッドナイト」であるというのが定説であり、彼のファンであれば、必ず持っているレコードである。
1940年代のキング・コール・トリオの名演を集めた「黄金のトリオ」(CR-7160)で当時の彼の演奏を聴くことができる。
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