マヘリア・ジャクソン
2月10日のブログでジョージ・シアリングに触れたら、15日の朝刊に、彼の訃報記事が出ていた。
ジャズの歴史を飾った巨匠たちが次々と亡くなるが、これも避けられない摂理であろう。ご冥福をお祈りしたい。
1958年のニューポート・ジャズ・フェスティバルは、映画「真夏の夜のジャズ」で、その様子を知ることができるが、圧巻は、この映画のラスト・シーンで歌われたマへリア・ジャクソンの「主の祈り」であろう。
このフェスティバルには、ジェリー・マリガン、ジョージ・シアリング、セロニアス・モンク、チコ・ハミルトン、アニタ・オディ、ルイ・アームストロングほかそうそうたるメンバーが参加しており、記録映画としても素晴らしい映画であったが、その中にあって、最も印象に残ったのが、彼女の熱唱であった。
ゴスペル・ソングに、これほど、心を打たれたのは、初めての経験であり、彼女の唄をもっと聴きたいと思い、このレコードを購入した。
ベッシー・スミスの唄うブルースにも心打たれるものがあるが、それとは一種異なる感動である。
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