エトワール座における録音 1954年度ディスク大賞
私がシャンソンを本格的に聴き始めたのは、高校時代、深夜の受験勉強の合間に、放送されていた、京大教授であった伊吹武彦の「唄うフランス語」という番組を聴いたのがきっかけである。
もともとフランス映画、フランス文学に興味を持っていたので、大学に入学して、ドイツ語のクラスに入ったが、第3外国語として、フランス語を履修した。シャンソンを理解するためでもあった。
一度、生でイヴ・モンタンの声を聴きたいと思っていたところ、幸いにも、1963年、来日が実現し、何をおいても、駆けつけた。忘れられないコンサートである。
このレコードには、来日コンサートでも熱唱した多くの唄がおさめられている。
大学時代には、授業をスポイルして、受験時代に観ることができなかった多くのフランス映画をはしごしたものだ。
当時、フランスは絵画、文学、映画、等あこがれの文化であった。
2010.10.17. 記述、転載。
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