ミッシェル・ルグランとナタリー・デセイのベルサイユ宮殿の庭園で行われたコンサートが放映されていた。
ミッシェル・ルグランと言えば、思い出すのは、映画「シェルブールの雨傘」の甘く切ないメロディーの音楽である。
私が彼の生のピアノを聴いたのは、題名のない音楽会で羽田健太郎との共演であるから、もう数年前のことになる。
作曲者自身の演奏で、年齢を感じさせぬ情緒あふれた演奏であった。
夕暮れが迫るベルサイユ宮殿の庭園で、歌姫ナタリー・デセイの歌も良かったが、彼女とピアノを弾きながらのデュエットは、歌手顔負けの味のある歌声にびっくりである。
ヨーロッパの野外コンサートの放映を見るたびに、日本との格差を感じざるを得ない。
それでも、TVで見ることができるのは幸せである。
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