資本主義下での「格差」の問題が世界中で顕在化している。
もう60年も昔の学生時代になるが、議論にあがったワードに、「国家独占資本主義」「金融資本主義」「修正資本主義」「二重構造」等がある。
既に、この時代に、資本主義の問題点について議論をしていたが、それほど進歩していないようだ。
金融資本主義が世界を支配した時代が続いたが、金利ゼロが長期化して通常の状態になれば、すでに資本主義は変貌していることになる。
最近、若い人たちの中で、社会主義を学ぶものが増えていると聞く。
私も大学で経済学を学んだ端くれで、世の中を良くするためにはと「経済政策論」を専攻した。
「卒論」と言えるほどのものは作成できずに卒業し、実業の中で勉強したもので、「寡占と管理価格」に関する論文を書きたいと思っていたが、実現していない。
現在の経済学には限界を感じており、随分前になるが、「心理学、社会学を融合した新しい経済学」の構築が必要だと述べたことを思い出す。
資本主義が曲がり角にあることだけは確かなようだ。
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