米国空軍太平洋音楽隊と陸上自衛隊中央音楽隊のピック・アップ・メンバーによる合同コンサートを聴いた。
アメリカ空軍音楽隊「パシフィック・ショーケース」は、グレン・ミラーが創設した歴史あるバンドの流れをくむバンドで、バンドのメンバーは、厳しいオーディションを受かってから、空軍の訓練を受けたメンバーということで、実力はかなり高い。
日本の中央音楽隊も防衛大臣直轄の音楽隊で国賓の歓迎行事での演奏等を行っているようで、音大出身者もおり、レベルは高いようだ。
それぞれの音楽隊の別々の演奏を聴く機会はあるが、フル・バンド編成の合同の演奏会は珍しい。
曲目は、「チャタヌガ・チュー・チュー」「ペンシルバニア65000」といったグレン・ミラー楽団の名曲に加え、有名ビッグ・バンドの代表曲が演奏された。
私は、若い時に、今や伝説のビッグ・バンドである「カウント・ベイシー楽団」「デューク・エリントン楽団」「ウディ・ハーマン楽団」他を生で聴いているが、最近は、数年前に「東京ジャズ」で聴いたぐらいで、ビッグ・バンドの良い楽団に出会っていない。
アンコールは、やはりグレン・ミラーの「イン・ザ・ムード」で2時間強を楽しく過ごすことができた。
最近は日米合同の軍事訓練が度々催されているが、今回の音楽隊の合同演奏を聴いていると、ますます密接な関係が進んでいる様子がうかがえる。
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