見事だったインドネシア大統領の采配

Ｇ２０の首脳会議が閉幕し、なんとか共同宣言が採択された。
Ｇ７プラスとその他の国の対立は大きく、議長は非常に難しい立場であった。
Ｇ７が議長国であったら、多分取りまとめることはできなかっただろう。
この会議で明らかになったことは、世界は以前のようにＧ７の思うようにはならないということだ。
米国では、異なる意見を排除して多様性を受け入れない状況に陥っているが、世界中がそうなってはならない。
Ｇ７のような仲間だけの会合でなく、異なる意見があるからこそ議論が必要なのである。

ゼレンスキーの勇み足？

ロシアのミサイルがポーランドに着弾して死者が出たとのニュースは世界中に衝撃が走った。
ロシアのＮＡＴＯへの攻撃となると次元が異なり非常に危険である。
ゼレンスキーはすぐに反応してロシアを非難した。
ただ、バイデンの対応が冷静だったことが良かった。
米国の中間選挙で下院は共和党が多数を占める可能性が高く、ウクライナへの支援が縮小される懸念が出ていた。
ゼレンスキーとしてはＮＡＴＯを巻き込むことで、共同体として対応すべく危険な賭けに出たとの見方が出ているが、満州事変のようなことでなければ良いが・・・