ジャズの巨人 シドニー・ベシエ
早や8月。7月初めの猛暑に、この夏は一体どうなるのだろうと思ったが、後半は、比較的しのぎやすく、自然はうまくバランスしているようだ。
水泳の世界選手権が閉幕した。怪物マイケル・フェルプスも、さすがに前大会のように金メダル独占とは行かなかったようだが、歴史に残るスイマーの一人であることは間違いない。
私の中で、記憶に残るスイマーの一人に、イアン・ソープがいる。ロンドン・オリンピックに向けて、復帰するとの噂があるが、彼が負ける姿は見たくない。
子供のころ、オリンピックでも優勝した、ターザンこと、ジョニー・ワイズミュラーの迫力ある泳ぎに憧れたが、ソープほど、綺麗な無駄のない泳ぎを見たことがない。
私は、プールなどない時代に、川で泳ぎを覚え、現在も、健康維持のため、週2回、スイミング・クラブで楽しんでいる。
子供のころ、日米対抗水泳での古橋、橋爪選手等の活躍を、ラジオで聞いて興奮したものだが、当時から考えれば、夢のような記録が、今大会でも出ている。
記録は更新されても、その時代のトップは、やはり最高のものである。
音楽も、時代につれて、変化して行くが、シドニー・ベシエも忘れてはならない一人であろう。
彼は1897年、ニューオーリンズ生まれのソプラノ・サックス奏者である。このレコードは、1949,50年、ブルーノートの録音であるが、日本では、彼が作曲した、ザ・ピーナッツの「可愛い花」が大ヒットしたことで、名前を知っている人も多いようだ。