想い出の小箱Ⅱ : 徒然草子

日常生活の中で感じたことを、徒然なるままに記述する。
OCNブログ人「想い出の小箱:レコード・コレクションからの続き。

5日遅れのニュー・イヤー・コンサート

2024-01-08 10:33:09 | 音楽

例年、元旦の夜には、ウィーンフィルのニュー・イヤー・コンサートを聴くのだが、能登の地震で中継放送が中止になった。
いずれ再放送があるだろうと、忘れないように録画を設定した。
土曜の午後、再放送のコンサートを聴いた。
今年の指揮はティーレマンで、ウインナワルツには向いていないのではと思ったがさすがである。
最近の選曲は新登場の曲が多く、あまりなじみがない。
しかし、ダンス音楽として当時人気がありポピュラーだったのだろう。
今年もこれでスタートだ。

甦る伝説の名演奏

2023-07-26 12:34:09 | 音楽

NHKのクラシック音楽館で、50年前のカラヤン指揮のベルリンフィルの演奏が放送された。
デジタル技術の向上で、現在の演奏会と遜色ない画像である。
残念ながら、レコードは持っているものの、カラヤンの生の指揮を見たことがないが、このような形で見ることのできるのは嬉しい。
やはり、画像を見ながら聴くのはレコードと異なる。
特に、カラヤンの演奏会の映像は、見せる要素が強く、ベルリン・オリンピックのレーフェンシュタール監督の記録映画「民族の祭典」の映像美と共通するものがある。
カラヤンを人気指揮者にしたのに、この映像が一役かっているのは確かなようだ。

久しぶりのカルメン

2023-04-29 14:13:13 | 音楽
ヴェローナの野外劇場でのカルメンの公演が放映された。
カルメンはオペラの中で最も多く見ているオペラの一つである。
ヴェローナの野外劇場の公演は以前にアイーダを見たことがあるが、アイーダのような壮大な舞台のオペラでは特に迫力がある。
思い出すのは、1989年のグランドオペラで壮大な舞台装置のため、代々木競技場の第1体育館で催され、大阪他の公演はコンサート形式で行われた。
総勢500名が出演する大規模なものでチケットもかなり高かったと記憶している。
この公演には妻を連れて行ったが、オペラは大阪万博時のボリショイ歌劇場の「ボリス・ゴドノフ」以来2度目だ。
しかし、体育館とローマ遺跡の野外劇場では雰囲気が違う。
その時のカタログを取り出してみてみたが、スーパー歌舞伎のようなスーパー・ショーだ。

素晴らしかったタングルウッド音楽祭

2023-02-20 18:06:07 | 音楽

2018年、レナード・バーンスタイン生誕100年の音楽祭が放映された。
彼は、カラヤンと並び記憶に残る最も人気のある指揮者で、作曲家であるが、クラシックになじみのない人にも、映画「ウエストサイド・ストーリー」で広く知られている。
大学時代に、授業をスポイルして封切館に映画を見に行ったことを思い出す。
レコードも所持しているが、音楽だけを聴いていても十分に楽しめる名曲である。
彼は、後輩の指導に熱心であったので、音楽祭には、きら星のごとき音楽家が大勢集結し、素晴らしい音楽祭になった。
この場の一緒にいたら、どんなに素晴らしかっただろう。

バレエ、「ロミオとジュリエット」の競演

2022-11-25 15:10:14 | 音楽

BSプレミアムで、パリ・オペラ座バレエ団とシュツットガルト・バレエ団の「ロミオとジュリエット」が同時放映されていた。
「ロミオとジュリエット」は人気の題材で、映画でも何度も取り上げられている。
バレエ、「ロミオとジュリエット」も何度か見た記憶があるが、詳しくは覚えていない。
パリ・オペラ座の公演は、ヌレエフの振り付けであるが、二つを続けて観ると、演出、振り付けが随分異なる。
ヌレエフは、昭和38年と記憶しているが、ソ連から亡命し、ロイヤル・バレエのマーゴ・フォンテーンと踊ることで話題になり、公演を見に行ったことを思い出す。
比べて観ると、清純な少女との印象が強いジュリエットの描きかたが随分異なり興味深い。