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旭化成建材の杭偽装事件がますますこの先どこまで落ち込むんだという疑惑が増す中、一方原発もんじゅ開発
はにっちもさっちも行かない八方ふさがり状態となっています、
朝日新聞デジタル10/22号で、「日本原子力研究開発機構は21日、高速増殖原型炉「もんじゅ」(福井県)の機器の点検に必要な安全上の重要度分類について、計1387点で誤りがあったとする調査結果を原子力規制委員会に報告した。このうち15点は、最重要なのに点検不要の最も低い段階に分類されていたため、1992年12月の試験運転開始から一度も点検されていなかったという。
もんじゅは約4万9千点の機器からなり、安全上の重要度を3段階に区分している。誤りがあった計1387点のうち、実際より低く誤分類されていたのは、最重要の「クラス1」が502点、「2」で360点だった。「1」のうちずっと未点検だった15点は、中央制御室の換気をする系統の弁など。多数の誤りが起きたのは、当時の担当者が分類の基準の解釈を誤ったり、点検に使う図を作る際に色分けを間違えたりしていたためという。
原子力機構は8月末、約3千点を誤分類した可能性があると規制委に伝えたが、保安検査の期間中に全容を調べきれなかった。規制委は先月、原子炉等規制法に基づいて報告を求める異例の指示を出していた。
一方、規制委は21日の定例会で、もんじゅをめぐって原子力機構を所管する文部科学省の担当局長から聴取。田中俊一委員長は「事態が解決しないのは根本的な原因があるから。今後、必要な措置を議論していく」と、監督強化を文科省へ勧告することも含めて検討する考えを示した。」
さらに東京新聞11/3号で、「高速増殖原型炉もんじゅ(福井県敦賀市)の点検漏れ問題で、原子力規制委員会は二日、運営する日本原子力研究開発機構の児玉敏雄理事長から安全管理体制の改善状況を聴いた。児玉氏が「(完了まで)もう少しだ」と進展を強調したのに対し、規制委側からはリスクの高いもんじゅの担い手としての資質を疑う声が相次いだ。
この日の臨時会で児玉氏は、来春をめどに組織的な問題点を洗い出し、職員の教育に注力することを説明し、「引き続きもんじゅの運営を担っていきたい」と訴えた。
これに対し、規制委の委員からは「手詰まりと聞こえる。ナトリウム漏れ事故を受けた一九九六年の改革以降、ずっと改善の機会はあったが、違反を繰り返している」(更田豊志(ふけたとよし)委員)などの批判が出た。
田中俊一委員長からも「(点検などは)検査があるからやる、というものでない。非常に心もとない」と、機構にはもんじゅの運営を任せられないとの発言があった。
規制委は四日にあらためて議論し、もんじゅを機構から切り離し、新たな組織に移管することなどを、所管する文部科学省に勧告する可能性が高い。」
こうやって見てみると、いま世間を騒がしている杭打ち偽装事件ももんじゅの右往左往している点検作業と同根の現象だと
思わざるを得ません、マンションの杭打ち偽装は建て替えれば正常になるかもしれない、しかし千差万別の暮らしをしてい
る住民の多くの異なった意見にいちいち対応し、たとえ建て替えの解決を選んだとしても7年や10年は簡単にかかってし
まう、高齢の住民にとってそれは選択しがたい、どうなるんだろうか、地面の下で見えないからこそ丁寧な完璧を目指して
作業すべきを全く逆の手抜きが行われていたらしい、これはプロのすることではないとおもいます、
方やもんじゅは約4万9千点の機器のうち、安全上の重要度を3段階に区分の誤りがあった計1387点のうち、実際より
低く誤分類されていたのは、最重要の「クラス1」が502点、「2」で360点だった。「1」のうちずっと未点検だっ
たのが15点であった、いろいろと重要度の分類は困難と思われるが、しかし上記15点は最重要なのに点検不要の最も
低い段階に分類されていたという、考えようによっては最重要なのにランクを意図的に低くして点検を避けていたと勘ぐる
こともできるのだ、そうでないと言い切れるだろうか、これはもんじゅという最高度の危険装置にとってとんでもないこと
であり、もし過酷事故が起こったら予測不能の大事故、再起不能になってしまうではないか、もんじゅはもう開発中止した
らいいと思います
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