テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, TV-7G (1976)

2016-04-25 11:18:55 | Weblog

今日お預かりしたのはビデオ信号を入力したが映らないので、動作する様にして欲しいと云うご
依頼だった。 この種のトランジスタ式テレビの修理、改造に付きましてはこちらのホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

動作状態がハッキリしなかったので再度伺ったところラスターは出ており、音声もノイズが出る様
だったので一安心しお送り頂いた。

偶々1976年の資料が無く前後の物で近そうな回路のモデルを探してみた。

当初水平同期は取れて無く、また垂直振幅が不足していた。

上の画像のブレは撮影時の問題。

 今日は早めに仕事場を後にした為画像を一部アップ出来て無いが、内部を確認したところ困った
ことにトランス・レス方式のセットだった。 古い物ではトランスを使った物が一般的で、また近年の
物も電源とは絶縁された回路が一般的なのでトランス・レスは想定していなかった。 こうなると通
常使っている回路が(感電を防ぐ為)使えないので工夫する必要が有る。

昭和30年代、40年代の真空管式白黒テレビではトランスレス方式が主流だったがこれは回路が
自らで収束していた為、特に問題にはならなかったがやがてVTR 等外部から信号を加える様に
なると商用電源との絶縁が必要となりトランスレス方式は姿を消した(真空管に替わりトランジス
タが使われ始めた為、電源トランスを使ったトランジスタ・テレビがやがて主流となった) 余談。

4月27日 垂直振幅と垂直直線性を調整し良好な結果が得られた。 次いで今回のご依頼に即
したビデオコンバーターの製作に取り掛かり、良好な結果が得られた。


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