3台目は初めてとなる富士測定器(株)の真空管試験機 VGM-6 でgmの指示値が低いとのお話だった。
この種の測定器の修理のご依頼はこちらのホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致し
ます。
添えて頂いた取説に帰りの電車で目を通し使い方はボンヤリとは分かったが、こちらにgmが既知の
真空管が有る訳では無いので校正を行うことは出来ない。
9月28日 実際に手元に在った昭和19年製(東芝通信、未使用)の 6C6 のgmを診てみた。 片方
は 1,780 (54/31) で、もう一方は 1,520 (43/31) を示した。 *( )内は TV-7 での測定値。
gmの指示値は可笑しな値では無かったが一部の電解コンデンサは交換した方が先々無難そうだった。
9月29日 ゴーサインを頂いたので電源コードと小型電解コンデンサの交換に取り掛かった。
交換前は gm の測定値が 1780だった 6C6 の gm が 1820 程に若干増加した。
次いでFf, Eg, Ep 等の指示値と測定値の確認に取り掛かった。
最後に Ip の 指示値と測定値を診てみたが残念ながら 6C6 では 150 mAの測定は出来なかった。