テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

SONY, FX-300 Jackal

2021-09-08 11:55:27 | テレビ

  今日の1台目は久々の SONY, FX-300 Jackal で修理の見積もりをご依頼頂いた。 修理見積もり
は積極的にはお請けしておりませんが、この種の物の修理、改造のご依頼はこちらのホームページ
http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。 ロッドアンテナ先端が無くなっている。

カセット部分は先ずカバーが本来の位置から外れている様だった。

再生も、巻き戻し、早送り全て機能していなかった。

テレビは当然現行の地デジは受信出来ず、地デジ・チューナーとビデオ・コンバーターを使って
信号を加えたが可成り良好だった。

AM/FM のラジオにも最初問題は診られ無かったが時にもの凄いレベルの雑音が混入することが有
った。 この問題は難航することが想像出来る。  (想像では低周波前段のトランジスタの問題?)

9月9日 何処まで修復出来るか不明だが先ずは分解に取り掛かった。

兎に角内部はホコリの塊だった。

先ずはカセット部分のレストアに取り掛かりクリーニングを開始した。

上の画像に見えるメインのゴム・ベルトが可成り伸びて仕舞っていて機能していなかった。

一応キャプスタンも回る様にはなったのだが上の画像の中央に見える褐色のプーリーと右の黒い
プーリー間の結合が不完全で実際にカセットを装着すると残念ながらテープは走行しなかった。

仕方なく別のカセットとテレビの動作が良好な個体を探したがラジオの音量が少なく、また音質
調整のツマミが取り付けられない問題が在った。 サテこの後どうするか?

9月11日 ラジオの音声レベルが低い問題に取り掛かり幸い好結果を得た。 午後は都内で集まりが

上下は低周波増幅回路が載った基板だが初段の 2SC634 を交換してみたが変化は無かった。

ただ物凄いノイズはボリュームで絞れるのでボリューム以前で発生していることになる。

修理は後回しにしてドナー用の物に音質調整 VR を移植した。 アンテナは最後までは収まらない。

9月12日 組み込み最終確認を行った。 カセットのカバーは内部が壊れており仕舞う際工夫を要する。

 

カセットドライブのテープが上手く走行しない原因を探った。 スプリングを多数購入要

駄目元で低周波段のトランジスタを数個交換した。 サテこれでノイズは取れるか?

9月13日 下のトランジスタ3個 (2SC634 x2+2SC945) を交換した結果ノイズは消えた。  各トラン
ジスタの hfe を見てみたが問題は無さそうだった(実際に電圧を加える必要が有るのかも?)。

テープが走行しないカセット・ドライブに取り掛かった。 カセットが装填されて無いと回転する。

一度カセットを装填するとテークアップ・リールもキャプスタンも停止して仕舞う。

どうもピンチローラーの回転が重くここに問題が在りそうだったので一度分解した。

結果良好にテープも走行する様になった。 この後 3台に取り組んだが全てメインのベルトが伸びて
仕舞っていたり切れていたので全て交換し殆どは良好に動く様になった。 明日は残りの 3台に。

9月15日 一部の物のダイアルのフィルムが持ち上がっていた。 BCL ラジオにも同様の構造の物が
有ったがサテどの様にして直すのか?  (上のシャフトはスプリングで常に引っ張っていそうだが?)

 

今回完成させた物のクローズアップ。

9月14日 昨日送った物が先方に届き、購入をお願いしておいた地デジ・チューナーと接続された様だ
ったがテレビを視聴出来無いとの電話を頂いた。  設置状況を伺ったがアンテナは繋いで無いとのこと

 

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