2台目は初めてとなる Tivoli Audio の Song Book と云うモデルで音が割れるとのお話だった。この
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早速動作させてみたがFMでは確かに音の割れが有ったがAMでは問題は殆ど診られなかった。
回路図が在ればことは簡単なのだが、使われているICから回路を想像してみよう。
FMの検波等を担っているICのデータを見てみたががFM検波はコドラチュア(クォドラチュア)検波が採
用されておりセラミック・ディスクリミネータにはムラタのCDA10.7MG18が推奨されていたが時間経過
と共に共振点が変化して仕舞い結果FMの音に歪が生じている様想われる。 代わりにLCで10.7MHz
の共振回路作りを組み込めば改善されるかも知れないが目下不明。
10月31日 ディスクリを担っているセラミック共振子が最も怪しかったので交換してみることにした。
上が外したセラミック共振子、東芝のデータシートでは村田の CDA10.7MG18 が推奨されていた。
部品屋さんで10.7MHzのディスクリ用セラミック共振子と念の為10.7MHzの小型IFTを買って来た。
早速交換してみたが歪は非常に少なくなったものの音量がガクンと減って仕舞った。
元の共振子に戻し、容量不明の小型コンデンサが付けられていたのでトリマーを付け変化を見てみた。
最後に東芝のデータシートにセラミック共振子の代わりにLCを使った回路が紹介されていたので試して
みたがクォドラチュア検波は為されていたが残念ながら歪の点は改善されなかった。