古い VW のビートルに使われていたと伺った TEN の AT-1110-1で手元に有った昭和 38年頃の
同社の製品にも今回のモデルに RF Amp.として使われている 2SA275 が使われており多分昭和
40年頃の物ではないかと想像出来る。 この種のカーラジオの修理に付きましてはこちらのホ
ームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
お話では NHK の近辺で発振するとのことだったが受け取った物は全域で発振しており、AGC
回路に問題が在るのでは無いかと想像した。 AGC 回路も含めケミコンの劣化が想像出来たの
でこれらを先ず交換してみたが若干の改善は見られたが根本的に直った訳では無かった。
ケミコン交換後の動作からは高周波段での発振の様想われたがここに使われている 2SA275 は
入手出来ず、在庫の中からなるべく近い物を探し交換したところ好結果が得られた。
パイロット・ランプも切れていたがサテどこまでやるかご依頼主に伺ってみよう。 因みにライ
ン・ナップは 2SA275-2SA273-2SA274-2SB120-2SB120-2SB468(x2) と IF が 1段と若干心もとな
い構成だった。