昨日の昼前に大阪から発送された Sapphire Ⅱ が午後3時を過ぎたが届かない。 S急便はこちらが
通常使っているゆうパック等に比べると可成り時間が掛かる様だった。 この種のカーラジオの修理
改造のご依頼はこちらの HP http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ にお願い致します。
通電しようとしたが電源スイッチが壊れている様だった。
電源スイッチをバイパスし通電してみたが終段のトランジスタが短絡状態の様だった。 一応 AM (MW)
は受信出来たが AM/FM の切り替えスイッチに機構的な問題が在り、FM に留まることが困難だった。
一応 FM も一部の局を辛うじて受信出来たが調整用のシリンダー・トリマーの一つが壊れていた。
12月6日 サテ余り目出度くは無いが74回目の誕生日を一応元気に迎えられた。 FMフロントエン
ドの高周波増幅(出力側)のシリンダートリマー(C18) が壊れているので修理を試みた。 何とシリ
ンダーを形成している白い円筒が熱で溶けて変形しており電極が中に入らない。
シリンダートリマーが熱で変形して仕舞ったと云う問題は初めてとなった。
仕方無く前後を逆にした。 この後 FM の IF をサービスマニュアルに従って全て調整し直したが
ピークを得ようとすると音声出力が低下して仕舞った。 想像では若干発振している様だった。
右のシャフトを固定しているナットが無くなっているとのことで探した。
AM は良好なので AM 専用機としてお使い頂こう。
電源スイッチが壊れていたのでランプ用の接点を使ったが何故かこちらも直ぐに機能しなくなって仕
舞った。 電源電圧の12V化を終えたので連続運転を開始したが何故か数分~10分程で音声出力
のレベルが落ち、また直ぐに上がると云う経験の無い症状が診られた。 12V化が原因かと6Vに戻
してみたが同じだった。 この機種も米国製に良くみられるDC 結合の3段アンプが使われているが
決して安定した回路とは呼べない。 ここもICパワーアンプに換えるか?
12月7日 時間経過で音量が大きく変わる原因を探した。 パワートランジスタが怪しかったので
交換してみたがバイアスが大きく変わって仕舞った様で動作しなかった。
バイアス調整用のポテンショメータを調整してみようとしたが却って壊れて仕舞った。
可成りの時間を費やして仕舞ったが IC アンプを組み込むのが現実的と判断した。 新たなスピー
カーケーブルと電源(12V) 入力。