以前 Braun, SK 55 のレストアを担当させて頂いた方からご依頼頂いたのはお父様が使っていたと
伺った日立の DPK-75 と松下の RQ-535 で DPK-75 の方はターンテーブルが回転しないとのこと。
先ずは動作を確認してみたが AM/FM 共機能しており、ターンテーブルのカートリッジも生きて
いたのでレコードがキチント回転すれば使えそうだった。
ターンテーブルの中央に在る突起の直径と長さが可笑しかった。 通常もっと太く、長いハズで
ここにもう一つ別の物が被さる様だった。 (このままでレコードを回せるか?)
ターンテーブル部分を外した内部の様子。 チューナー+アンプ部分が見えている。
電源スイッチは下で ON、 上で OFF/SLEEP となっていたが、実際には切れなかった。
ベルト・ドライブを想定していたが実際は 4 スピードのリム・ドライブだった。
モーターの回転は良好だったが固定しているゴムの状態は画像に見られる様激しく溶けていた。
早目に仕事場を後にして部品屋さんに向かったが残念ながら適当なサイズのブッシングは見当たらな
かった。 下の大きな物は秋葉原の何処かで購入したのだろうが先ずは今日購入した物で試みてみよう。
手元に在ったゴムブッシュやゴムワッシャーを組み合わせて高さを調整した。
組み込み実際に回してみたが回転は幸い良好だった。
自動運転が何処まで為されるのか不明。
演奏終了後 AUT CUT で元のレスト位置に戻ったが、電源は切れなかった。
中央の突起はもう少し太い物に換えたい。 (何も無いよりはズットましだが)
実際にキャビネットに組み込み動作を確認したが終了後トーンアームは開始位置に戻った。