今日の 3台目は来日して6年になると伺った中国からの K さんからお預かりした Beogram 6000
でこれまでにも修理経験が有るかと想ったが別の機種だった。 この種の物の修理のご依頼はこち
らの ホームページ http://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ (新) にお願い致します。
お話ではトーンアームが盤面に落ちないとのことだった。
12月29日 実際に通電し動作を診させて頂いた。
単にトーンアームが盤面に落ちないだけで無く、盤面の認識が為されて無い様で殆どの機能が上手
く機能していない様だった。 回路は簡単なロジックだけの様だが動作原理が分からずここまでと
した。 ネットから昨日 DLした Beogram 6000 の回路図と実際が違う気がして改めて探した結果
可成り回路の異なる回路図が見付かった。 こちらの方が動き方が分かり易かった。
1月7日 何とか急ぎのご依頼を終わらせたので取り組んだ。今回の機種の取説が何とも見付から
ずシーケンスが不明だったがご依頼主が操作方法が同じ別の機種の取説を紹介して呉れた。
先日動作を診た際ランプが点灯していなかったが電源の設定が 220V だった。
ランプ類が点灯し一歩前進した。
トーンアーム(右)の隣がエッジ検出用の光源を兼ねているのでは無いかと想像した。
ただ盤のサイズを認識し演奏開始位置で止まるハズのトーンアームは停止せず先ず盤の認識が為
されて無い様だった。 下はトーンアームを上下させるソレノイドで断線はしていなかった。
実はこれ位の確認にも筐体部分をアレコレ分解せねばならず、またその組み立てに難航した。
回路を細かく追う根気は失せて仕舞いここまでとさせて頂いた。 しかし何故こうまで複雑な構造に
するのか? マニュアルに在った分解法の解説では単純な構造と想えたのだが大きく異なっていた。