テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

AWC (Antique Wireless Club) の2016年6月ミーティング

2016-06-11 21:54:36 | Weblog

 

今日は都内で我がラジオクラブ AWC のミーティングが有り昼前に仕事場を後にした。

昨年右足の骨折で入院を余儀なくされた府中のMさんが久々に出席された。 Mさんのお力添え
でこれまで何度か電通大のコミュニケーションミュージアムでミーティングを行ったが先頃運営方
針が大きく変わり今後は事務の女性が水、木、金の12~16時までしか居ないとのことだった。

先月もMさんから備長炭とアルミホイルを使った電池のお話を伺ったが今回はその電池を使った

トランジスタ2石ラジオをお持ち頂いた(電解液には塩水を使用)。 また他にコンデンサスピーカー
の音量が減って来たので調べたところ振動板を形成するアルミフィルムに無数の穴(放電跡)とア
ルミが蒸発(昇華)したと想われる欠損が見られたとのことで実際のフィルムをお持ち頂いた。

福生のHさんが目下計画中の211シングルアンプ用の出力トランスとそれを格納する為の自作トラ
ンスケース(結晶塗装もHさんの手になる)、211用ソケットと駆動用、高信頼管(赤球)5693等。
また先月入会されミーティング初参加となる葉山のSさんからはこのところオークションでついつい
落札して仕舞ったトリオ9R59や Drake TR4、Heathkit の受信機等のお話を伺った。

柿生のJ さんからは先頃修理を手掛けた数台のお話を頂いたが、画像に在るのは電池で動くパタ
パタ時計の水晶制御駆動部。 リードスイッチと磁石を回転系に使用した面白い構成だった。

神泉のNさんからはB&Oの出張修理と、彼自身でB&Oの Beocenter 9000 を修理した報告が為
されたがイヤハヤその根気には脱帽なのでありました。  最後に自分が先頃手掛けた修理の
報告をしたが時間が20分を切って仕舞い半分も話せなかった。 次回からは要注意!

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BRAUN, PC 3-SV (1959)

2016-06-11 11:16:03 | Weblog

3台目は BRAUN, PC 3-SV で輸送中かトーンアームの指を掛ける部分が折れて届いたとのお話
だった。 一応ターンテーブルは回転したとのお話だった。 この種のレコードプレーヤの
修理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。

カートリッジに針は付いておらず、別途下の物が添えられていたとのお話だった。 

6月12日 朝から取り組んだ、片方は針が装着されていたが埃だらけだったのでそれを払った。

針が欠けていた方に別途添えられていた物を組み込んだが若干ガタが大きかった。

実際にレコードを演奏してみたが大きな問題は診られず、演奏開始/終了も機能していた。

ラジオと繋ぐiPodアダプタを増設し、実際にラジオをアンプとして音を出してみたが良好だった。

 

 

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BRAUN, SK 2/2 (1959)

2016-06-11 11:15:19 | Weblog

2台目は BRAUN の SK 2/2 でこれまでにも何度か手掛けており特に問題は無いと想われる。
FMのカバレッジの改造、iPod入力アダプタの増設等のご依頼を頂いた。この種のラジオの修
理、改造に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合
わせ下さい。

6月12日 昨日は通電しただけで動作を診られなかったが今朝から本格的に取り組んだ。

しかし裏蓋の表には SK22U と謳われているが、裏側に貼られたラベルにはSK 2/2 となっており
どちらが型番なのか迷う。 それと手元に在るBRAUN の製品リストにはSK22U は無いのだが?

AMの感度は問題無かったがFMは可也感度が悪く実用には無理なレベルだった。

トラッキング調整と、特にIFの調整で感度は大幅に増加し十分実用となるレベルとなった。 また
カバレッジも76.4~93MHzとすることが出来たので先頃始まったワイドFMにも対応出来る。

そのままでも良かったのだが折角なのでペーパー・コンデンサを交換しておいた。

 

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AOR, AR-2002

2016-06-11 11:09:40 | Weblog

今日お預かりした 1台目は AOR, AR-2002 で今回で2台目となるがこの機種の問題は兎に角感
度が悪いとのお話だった。 この種の受信機の修理、改造に付きましてはこちらの ホームペ
ージ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

早速通電し地元のNHKFM横浜を受信してみたが付属のロッドアンテナではSメータ代わりのLED
は一つも点灯しなかった。 その為窓際に垂らした2m程のビニール線を繋いだところ一挙に上の
様な状態となったが、可也ノンリニアな感じがした。  またこの機種では25-550MHzと800-1,300
MHzの二つのバンドをカバーしているが上のバンドで800MHzバンドを聴いてみたが可也の感度
で入感していたので下のバンドだけの問題かも知れない。 何れにせよ1st IFが750MHzとやたら
に高いのでことは簡単では無い。 精神的余裕が有る時に取り組ませて頂こう。 *この時点では
モード切替の方法を知らずご依頼主に伺いなるほどとなった(分かって仕舞えば何のことは無い)。

 

6月13日 予め回路図からチェックすべきポイントの見当を付けておいたので午後取り組んだ。

調べた結果、想像通り25-550MHzバンドの厚膜IC使用のRF Amp.に問題が在る様だった。

予定していた改造を行った。 結果NHK-FM横浜の受信状況は大きく変わり、改造前はLEDは
一つも点灯しなかったが上、下の画像に見られる様略全てが点灯している。

最後にAir Bandも確認してみた。 東京コントロールの関東西セクターを自分で使っている別の
機種と略同様の感じで受信出来た。

お返ししてから数日後、ご依頼主から受け取り早速浜松基地の通信を傍受してみたが感度が非
常に高くなったので驚いたとのご連絡を頂いた。 

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