テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

スカイライン 54B (昭和42年)用カーラジオ 帝国電波 CR-106

2016-06-01 11:46:45 | Weblog

 今日お預かりしたのは以前ノイズが多かったが、やがて音声出力が無くなり、電源を投入した
一瞬ノイズが出るだけになって仕舞ったと伺ったスカイライン 54B に搭載されている帝国電波
製カーラジオ CR-106。  この種のカーラジオの修理、改造に付きましてはこちらの ホームペー
ジ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

伺った症状を確認した。 問題は低周波部だけの様だったので先ずは劣化が想像出来る電解コ
ンデンサの交換に取り掛かった。 一点気になったのが上の画像に見えているオレンジ色のトラ
ンジスタで、このトランジスタだけ NPN の 2SC458 だった。

電解コンデンサ交換後も症状は変わらず、低周波段の 2SC458 と 2SB77 を単体でチェックして
みたが特に問題は診られなかった。 また動作時の電圧は 2SC458 の E:0.01 B:0.87 C10.96V
と本来ON状態なのでVcはもっとVeに近くなくては可笑しい。 また 2SB77 では E:11.07 B:10.98
C:0.06V で E-B 間が0.11Vと小さい気がするが一応ここは増幅していた。 国産の物でDC結合
の物は初めてとなる。 想定していた時間の倍以上を要して仕舞ったが IC アンプに換えるか?

 

6月3日 漠然と初段のトランジスタ 2SC458 が怪しかったので在庫を探した結果幾つか見付か
ったので交換してみた。 (若干hfeは定格より低かった)

交換結果若干感度は低かったが多分当初得られていただろうと想われるレベルになった。

 

コメント
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