今日お預かりした2台目は八重洲の FRG-7 で今回で2度目となる。ワードレー・ループ(ワドレィ
・ループ)を使った機種でアチコチに問題が在るとのお話だった。 この種の受信機の修理、改造
に付きましてはこちらの ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問い合わせ下さい。
当初殆ど機能しなかったが若干接点のクリーニング等を行い、またアレコレ試みた結果一応動作
する様にはなったがプリセレクタ、及びMHzのロック(ハーモニック・ゼネレータ)に問題が診られこ
れらの修復は可成り梃子摺りそうだった。
上はラジオ日経(6,055KHz)受信時だがプリセレクタの設定は4MHz(実際はもっと低い方がレベ
ルが上がりそう)、またMHzの設定は8MHzと9MHzの境目辺りになっていた。
上下はラジオ日経(6,055KHz)受信時でフェージングの為タイミングに依ってはS7を示した。
1,242KHz (JOLF) 受信時。 ATTのDX設定でNORより感度が下がったのも可笑しい。 イヤハヤ
可成り難航することが想像出来るが近々取り組ませて頂こう。
回路図を持ち帰り通勤電車内で気付いたのはATTは Local-Off-DX と記されていた。 このOff
がATTをOffにすると云うことならOffの位置でゲインが上がるのは筋が通っている。
3月30日 昨日持ち帰った回路図とマニュアルから先ずはプリセレクターの調整に取り掛かった。
プリセレクターは良好となったが、作業中に振動が加わると周波数が大きく変動した。
調べた結果上の画像に在るセラミック・コン(C201)0.01μFの片端の半田付けが略外れていた。
友人が持って来てくれた高感度カウンターで1st Loc.の周波数(55.5-84.5MHz)を調整したが、どう
もLOCKのランプ点灯時の指示値(上の画像)と、感度の最良点が異なっているのが気になった。
次いで52.5MHzのBPFの特性を診てみた。 調整で特性は改善出来たが52.5MHzの出力とランプ
の点灯の仕方が気になり回路を調べた結果、何とLOCKランプが消える様調整しなければならな
いことが判明した。 ここはUNLOCKとすべきなのでは無いだろうか! 結果良好に機能し出した。