これまでに修理依頼を頂いた中で最高齢の方からご依頼を頂いた。 昭和 2年生まれとのお話
しだったので 83才になられる様で、予科錬(錬はこれで良かったか?)に進むことになって
いたが満州に出兵していたので霞ヶ浦は遠く、ソ連軍と戦っていらしたとのお話しを頂いた。
これまでマイクロカセットレコーダの経験は無いがサテどうなるか? この種のラジオ、レ
コーダの修理に付きましてはこちらのHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下
さい。
11月28日 夕方 3X-345、2台に取り組んだ。 黒い方にはマグネチック・イヤフォンが使われ
ていたが本来はクリスタル・イヤフォンの様なので交換してみたが音声出力は無い。 どうも
出力端子間が細い線?半田?で短絡されていた様でその後良好に動き出した。 マグネチック
イヤフォンでもインピーダンスが十分高ければ使えそうなので明日以降確かめてみよう。
次に青い方に取り掛かったがこちらは先ずイヤフォンのコードが内部で断線していた。 音は
出る様になったが受信は出来ず調べたところ周波数変換のベースにコンデンサ経由で繋がれ
るアンテナコイルの 2次側が直接繋がれたいた。 これではベースがグランド・レベルとなり
動作はしない。 ここも修正したが未だ発振はせず、ここに使わているトランジスタの電位を
確かめてみた。 エミッタ:-0.09V、ベース:-0.1V どうもベースバイアスが浅い気がするが
今日は時間切れとなった。
どなたかラジオの知識の有る方が手を加えたことは間違い無いが配線を間違えてくれていた。
3石のラインナップは多分 Conv.-IF-AF だろうと想うがレフレックスを行っている可能性も有る。
11月29日 結局周波数変換を行っているトランジスタの hfe が低かった様で交換した。
若干周波数レンジの低い方で発振する為故意にトラッキングをズラし回避した。
次いで M-1000 の修理に取り掛かった。 スピーカーが断線している様だった。
念の為、ボイスコイルを見てみたがザット見たところでは断線箇所は見付からなかった。
類似のスピーカーを工夫して組み込んだ。