テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

117クーペ用カーラジオ、クラリオン RI-383F と RI-410F

2010-11-18 18:27:40 | Weblog

 今日お預かりしたのは自分でも昔免許を取得した直後に購入した 117 クーペ用のクラリオンの
カーラジオでお話しではカセット部分は機能しているがAM/FM共に動作しないとのことだった。
 この種のカーラジオの修理に、改造に付きましてはHP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/からお問
い合わせ下さい。  上の物が RI-410F、下が RI-383F。

2台共 AM/FM 共に問題は無かったが一台のカセット部分は殆ど機能していなかった。 

使われている電解コンデンサは交換した方が先々安心だが可也の数なので腰が引ける。

2台の間には若干の差が有り、片方はバランスをスピーカーの出力端で行っていた。

 先日使われている部品を確認した際無極性のケミコンが多く使われていた為昨日部品屋さん
に寄り買って来た。 それらを使いコンデンサの交換を始めたがイヤハヤ非常に丁寧な仕事が
して有り、一部の小型ケミコンを除く全てのケミコンがゴム系接着剤で固定してあり通常の
作業時間の倍近くを要することとなった。

当初想定した 20個を大きく超える何と 1.5倍程の 32個が使われていた。 資料が無く配線を間
違える訳には行かず非常に神経を使うことになったが何とか好結果を得た。 しかし疲れた!

セットになるカセットプレーヤ部分もコンデンサの交換を要するが少し時間を置かせ
て頂こう。 兎に角疲れた!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Wurlitzer Model 500? + Seeburg 1930's?

2010-11-18 14:56:54 | Weblog

以前メカ部分のグリスアップをお願いしてあった Wurlitzer の 500 を組立てて動作をみてみた。

残念ながらモーターが回って間もなく停止して仕舞い、これの原因は負荷の重さにあった。 逆
向きに少し戻し、再度回してみたところ皮で出来たユニバーサルジョイントが壊れて仕舞った。 
この機種は日本に到着した時点でクレジット?機構が欠落していたこともあり後回しにするこ
とになった。

 

年代が定かで無いがこれまで見て来たジュークボックスの中で最も古いと想われる Seeburg
の物でモデル番号等目下不明。  選局数は 10曲で SP の片面のみ使用。 またクレジット機能
は無く、左の押しボタンスイッチに依り演奏が開始される。 

予想に反し機構系は上手く動いてくれたが、クリスタル?カートリッジは近年の物が無理無
理ビニールテープで貼り付けられていたが、一応生きていた。 ただ針の部分が殆ど無くなっ
ていて盤面をこする音は出ていたが曲を聴くことは出来なかった。  近々針を探してみよう。

機構系は非常にシンプルでアンプはワイアーレコーダーで有名な Webster の物が使われていた。

11月30日 今日はピックアップ部分の修復に取り組んだ。 

カートリッジはクリスタル・タイプの物だったが上の画像に見られる様針が無くなっている。

手元に在った SP 用の針を重ねて、接着剤で固定した。

カートリッジのもう一方がケースにぶつかって仕舞う可能性が有ったのでケースを
少し裏から叩き外側に出っ張らせた。

明日実機に組み込んでみよう。

12月1日 今日は昨日修復したカートリッジを実機に組み込んで見た。 前回少し離れた別の
場所でテストした際、機械部分の動作に違和感は無かったのだが今日はアチコチに問題が見
られた。

最初カートリッジの底よりもカートリッジを固定しているトーンアームの先端部分の底がレ
コードを擦っておりカートリッジの固定方法を変え、もっと針を下に出さなければならない
かとも考えたがアレコレ試みる内に解決した。

当初見られた問題点はトーンアームの盤からの高さ、トーンアームの傾き、演奏開始位置、演
奏終了位置、ボリュームのガリ、カートリッジの出力ラインの接触不良等だったが、二人で事
に当るとこうも捗るのかと改めて関心させられるほど多くのことが次々と解決出来た。そうだ
他にも演奏する曲の番号とセレクターの間にズレが有った。  *上の画像の左上に見えるギア
(方向を90°回転させている)  軸受間の距離が何とも小さくまともに動作しなかったが、片方の
軸受けは偏芯構造となっており軸受けを回転させることで距離を変えられることが分ったがこ
れも手伝ってくれている N 氏の柔軟な思考で多いに助けられた!

12月14日  前回気になった音量調整のボリュームを診て見た。 巻線型の 10KΩ程の物でシリ
ースに繋がれたいるのがチト気になったが実用上問題はないのでそのままとした。 接点部分
のクリーニングを行って使ってみたが特に問題は無かったのでこのまま使って頂くことにした。

選局の番号が実際と合っておらずこの部分の調整も行ってみた。

演奏開始位置の調整が必要だったので探したところ上の画像の中央に見える円錐形のボルトと
分かったが何故か曲がっており、また非常に固かったのでドライバーとハンマーを使って曲が
りを直し微調整した。 開始位置は変わったが未だ十分では無かった。

外していた上の画像にみられるカバーを戻したところ手伝ってくれていた長さんが驚きの声を
上げた。少し前まで選局の番号が演奏開始と共に一つ進むのが可笑しいと考えて考えていたが
構造を見た結果一つ進む様に作られていると分かったばかりで、それを裏打ちする様に NEXT
SELECTION と記されていた(注意深く見るべきだった)。

12月21日 演奏開始位置、及び 1番から 10番までのディスクを確実に演奏する様調整を行い
可也満足の行く結果を得られたので次回は 60Hz化の工事を行おう。しかし今日も手伝って貰
った長さんの機械的なセンスに大いに助けられた!  何時もは工具やデジカメを前日から用意
しておくのだが今回は急遽伺うことにした為デジカメが無く携帯のカメラで撮影した為、フラ
ッシュは無く、また固定焦点なので画像が見難く恐縮です(ドライバソフトが Windows 7 に
対応しておらずドライバソフトのインストールに 30分程を要して仕舞った、京セラの Mさん
有難うございました)

これまで記して来なかったがこの機種ではディスク(レコード)は全く移動せず、トーンア
ームが選曲されたディスクの斜め上から盤面に滑り込む方式を採っている。 この為この為
トーンアームの最初の位置決めが可也シビアで、また入り込む角度もまた可也厳しいものが
ある。 ディスクの間を潜り抜ける様トーンアームを動かさねばならずここまで上手く動かす
のは可也の辛抱がいった。

4月4日 米国に発注していたカートリッジとサファイア針がヤット届き早速ピックアップ
部分の修理に取り掛かった。

4月5日 (0h35m) 昨日接着した部分を確認したがマアマアの出来だった(機能には問題は無いが)。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする