夕方から R-1000 の修理を開始した。 伺った症状はカウンターが機能しないと云うものだ
ったがもう少し詳しく知りたいところだ。 この種の受信機の修理に付きましてはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。
通電したところ 2MHz以上のバンドは良好に動作したが 0と 1バンドは感度が極端に低かった。
このモデルで云う MW とはどのバンドのことを云うのか? 回路図では SW-Aと SW-B各入力
の使い分けが分からず、また 0~29のバンドを 6つの BPF でカバーしているがこれはどの様な
グループ分けをしているのか? ブロック・ダイアグラム或いは取り説が在れば直ぐ分かるこ
となのだが。
機能しないと伺ったカウンターは正に機能せず、蛍光表示管が全く光らなかった。 これまで
回路図からその用途が不明だったカウンター近くのリレーはどうも周波数表示と時計表示の
切り替え用と想われた。
蛍光表示管用 DC-DC を当たったが問題なく -20V程が出力されていた。 次に蛍光
表示管を当たったがこれまた異常は見られなかった。
カウンターの入力信号を確かめてみたが、ここにも異常は見られなかった。 時計機能付きの
カウンターMSM5524 の 5桁の出力は全てHiとなっておりこの LSI の故障の可能性が高まった。
その後この LSI を改めて眺め端にクラックが在ることが判明した。 機械的ストレスが掛かる
部分では無く、内部で可也発熱した結果クラックが入って仕舞ったのだろう。しかしこの LSI
は手に入るか甚だ疑問だ。
11月18日 このモデル、および LSI に貴重な情報を頂いた方々にこの場を借りて御礼
申し上げます(このブログでは直接の返信が出来ない為)。