テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

TRIO、R-1000 (続)

2010-11-17 23:30:28 | Weblog

夕方から R-1000 の修理を開始した。  伺った症状はカウンターが機能しないと云うものだ
ったがもう少し詳しく知りたいところだ。 この種の受信機の修理に付きましてはこちらの
ホームページ https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い合わせ下さい。

通電したところ 2MHz以上のバンドは良好に動作したが 0と 1バンドは感度が極端に低かった。 
このモデルで云う MW とはどのバンドのことを云うのか? 回路図では SW-Aと SW-B各入力
の使い分けが分からず、また 0~29のバンドを 6つの BPF でカバーしているがこれはどの様な
グループ分けをしているのか? ブロック・ダイアグラム或いは取り説が在れば直ぐ分かるこ
となのだが。

機能しないと伺ったカウンターは正に機能せず、蛍光表示管が全く光らなかった。 これまで
回路図からその用途が不明だったカウンター近くのリレーはどうも周波数表示と時計表示の
切り替え用と想われた。

蛍光表示管用 DC-DC を当たったが問題なく -20V程が出力されていた。 次に蛍光
表示管を当たったがこれまた異常は見られなかった。

カウンターの入力信号を確かめてみたが、ここにも異常は見られなかった。 時計機能付きの
カウンターMSM5524 の 5桁の出力は全てHiとなっておりこの LSI の故障の可能性が高まった。 
その後この LSI を改めて眺め端にクラックが在ることが判明した。  機械的ストレスが掛かる
部分では無く、内部で可也発熱した結果クラックが入って仕舞ったのだろう。しかしこの LSI
は手に入るか甚だ疑問だ。

11月18日 このモデル、および LSI に貴重な情報を頂いた方々にこの場を借りて御礼
申し上げます(このブログでは直接の返信が出来ない為)。 

コメント
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