テレビ修理-頑固親父の修理日記

古いテレビ、ラジオ、カーラジオ、アンプ、プレーヤ、電話機の修理のご案内です。古い物でしたら何処の国の物でも略OKです

●リサージュ描画用にテレビを改造

2007-09-30 22:35:06 | Weblog

先日テレビの改造依頼を頂き今週取り掛かることになるがその前に少し確かめたいことが有り
今日実際の実験を行ってみた。一言で云うと水平、垂直の偏向を外部から加えた音声信号で行
おうと云うもので水平、或いは垂直の片方のみ音声出力を加えてもよし、また両入力に加えリ
サージュ図形を描かせるのも面白そうだ。気になっているのは水平、垂直の各偏向コイルのイ
ンピーダンスと感度で今日の実験に使った物では垂直が約 14.7cm p-p/3V、また水平が約 16.9
cm p-p/1.69Vだったので感度としては垂直が約 5cm p-p/V、水平が約 10cm p-p/Vと水平が垂直
の略倍であった。 本来印加される偏向電圧 (流) の周波数比は 260倍近くあり垂直のインダクタ
ンスが可也高く、インピーダンスも高いことが想像出来る。 結果として想像以上に感度は高く、
左程高出力でなくとも十分偏向出来そうで一安心した。 

水平は元々の自励周波数なので多分 15.7KHz程度 (受信はしてないので同期は掛かっておらず
若干低い水平周波数で走査しているハズ)。 垂直に 50Hzのサイン波を加えた。

垂直の偏向回路を残し水平に 50Hzのサイン波を加えた結果、線が細く (暗く) 見難くて恐縮です
が目視ではこの画像の半分程しか見えていないがシャッター速度が遅くこの様に撮影された。

水平、垂直に同一信号 (50Hz、サイン波) を加えた結果。  インダクタンスの違いからか位相差
が出て (感度差からも) 上の様な図形となった。 単純なサイン波なので結果も単純な図形となっ
ているが実際の音声信号では可也複雑な図形となりそう。

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●BeckerとClarionのカーラジオ

2007-09-30 21:57:06 | Weblog

車関連の雑誌に時々投稿しているがこちらが送った原稿と掲載されたものが異なっていた (途中
で切られていて) お陰で数人の方から電話を頂くこととなった。 今日新たなご依頼を頂いたので
久し振りに数台出してみたのでご覧下さい。①先ずはカルマンギアに搭載していたと云うクラリ
オンの RP-390L、FM+中波の物で電源は 12V、マイナス・シャーシ、シャフト間隔は約 131mm
中央部分のサイズは約 89.4(W)x44.7(H)mm*目下 FM の下端は 80MHzで日本バンドの 76MHzか
らとは異なっている (別途¥8,000.で 76 MHzからに改造可)現状¥19,000。②次ぎはドイツの銘
品 Becker の Europa TG で1962年頃の真空管+トランジスターの稀少なハイブリッド・モデル。 
FM+中波で FM は日本バンドに改造済み。 電源は 6V又は12Vでマイナス・シャーシ。 こちらも
DIN 規格でシャフト間隔は約 131mm前面パネルの文字部分に一部剥がれが見られます¥59,000。  
この種のラジオの修理、改造に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ から
お問い合わせ下さい。

上の左右に在るスライド式のボリュームは左右のバランス?と音質調整と記憶しております。
(外すことも可能かと想います)   *適当なツマミをお付けすることも可能です。

Becker の Europa TG、全てオリジナルで動作も良好。 

 

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