殆ど仕上げたものの一部部品が足りず棚上げしていた物と、もう 1歩で終わりの 2台を今日は完
成させました。 後者はビデオ IF の 4段目 2SA246 に問題があり一度外し特性を調べた後に組み
込んだ際接続を間違えた可能性があります (エミッターに全く電圧が出ていなかった)。 それと
チューナーの接触不良が気になったので分解し接点部分を磨き好結果を得ました。 このところ
ロッドアンテナの修理からとおざかっていましたがそろそろまた始める必要がありそうです。
この種のテレビの修理に関しましてはこちらの HP https://vrc-tezuka.sakura.ne.jp/ からお問い
合わせ下さい。
9月28日 今日は9月3日に棚上げした映像の直線性に問題の在る (高輝度側で飽和が見られた)
物に再度取り組んだ。 映像出力の 2SA358 を交換したかったがこのトランジスタも類似品も無
い為仕方なくシリコントランジスタで実験を進めた。 回路図が鮮明で無く細かい点は良く見え
ないのだが 2SA358 の EBC 各々の電圧は-18V、-20V、-25Vとなっているが実測値は大きく異な
っていた。 (多分正しい値は-1.8V、-2.0V、-25Vと想われる) 特にコレクタの電圧の違いは大き
くその原因を探ってみた。ベースバイアスの片端は1.5Kでグランドもう一方は 23K+10K(=6.96K)
で-12Vに接続されていることになっているが23K+10Kのところが実際は1.5Kとなっていた。これ
ではバイアス電流が流れ過ぎると想い、1.5Kに 4.7Kの VR を付けて最良点を探したところ略定格
通りの 6.2Kで-25Vが得られ、また直線性も良くなった。 飽くまでも想像だが隣の 1.5Kと間違え
てもう 1本 1.5Kを付けて仕舞ったのではないだろうか? 何れにせよこのモデルでは製造時から
映像の直線性と解像度に問題が在った様想われた。