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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

あの日のほだ木が

2017-11-15 13:56:31 | 野菜

6月にこのような講座をやらせていただきました。

この記事の中の2枚目の写真に、しいたけのほだ木が写っています。

この講座のために、ご近所さんの山に入ってお借りしたものです。

  

「そのまま育てればいいよ!!」というお言葉に甘えて、

我が家の日陰に立てかけて置いたら、

最近になってかわいいしいたけが出始めました。

  

  

それなら、このほだ木の持ち主であるご近所さんの山の中は

どうなっているのかなぁ・・・。

気になって、一人探検に行ってまいりました。(もちろん許可はとってあります。)

   

こんな道を登るんですよ。

こんな山が、母屋の裏にあるなんてすごいですね!!

ちょっとしたハイキング気分です。

  

 

ここは、昼間でも薄暗くちょっと恐いです。

 

  

   

あっ、ほだ木発見!!

6月に伺った時は、夏草が生い茂っていたのに、

もう晩秋の風情ですね。

    

 

しいたけが顔を出しています。

  

  

  

   

  

  

  

  

12月になったら、ほだ木にするための木(コナラ)の伐採を行うそうです。

また、見学に来なきゃ!! (*´▽`*)

 

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もっとジャンボになるらしい

2017-11-14 15:48:49 | 果物

先日、パクチーの圃場を見学させていただいた時、

温室の脇に見たこともない大きな柑橘が生っていました。

    

まだ、果皮は青い色をしています。

グレープフルーツくらいの大きさに見えましたから、

この状態で300gくらいあると思います。

  

 

生産者さんのお手元と比べてみると大きさがわかると思いますが・・・。

  

  

こちら、ジャンボレモンと言うそうです。

まだまだ発育途上らしく、重さは800gくらいまで大きくなるそうです。

 

今の状態を見比べても、個体差を感じます。

丸いもの、レモンのような形のもの、

果皮がゴツゴツしたもの、なめらかなもの・・・。

  

このジャンボレモンは、アメリカではポンデローザと呼ばれているそうです。

来歴は不明ですが、100年以上前から知られており、

おそらくは柚子の一種とレモンが自然交雑して生まれたのではないか

と考えられています。

 

果皮のゴツゴツは、柚子の血を引いているのかもしれませんね。

12月から2月が収穫適期と言われていますので、

パクチーを買いに伺う折に、もっともっと大きくなった黄色いジャンボレモンに

出会えるのを楽しみにしています。(*^-^*)

 

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書くか撮るか?読むか見るか?

2017-11-13 16:52:43 | ブログ

ここ数日、講座やイベントが続き、

色々な世代の方とお目にかかる機会に恵まれました。

世代間の差に驚くことが続いたので、ちょっと書かせていただきます。

  

まず、若い世代の方に驚いたこと・・・。

野菜くずでだしをとることに興味を持ってくださった方がいたので、

ホワイトボードに急いで、ベジブロスの取り方を書きました。

 

すると・・・。

それを板書する方は、一人もいらっしゃいませんでした。

皆さん、一斉にスマホで写真を撮り始めました。

メモを取るなんてことなさらないのですね。

写真、間違って消してしまったら、どうするんでしょう?

などと、心配になりました。

 

   

次に、70代のおばあちゃんで驚いたこと。

食育イベントで干し野菜のご紹介をさせていただいたのですが、

干し野菜の作り方は、切って、並べて、干すだけなので、

その手順は、紙に印刷したものを拡大してホワイトボードに貼らせていただきました。

お配りしたのは、試食と試食のレシピです。

 

そうしたら、そのおばあちゃんは、

何が何でも干し野菜の作り方を書いた紙が欲しいと言い出しました。

近くにいた若い女性は、そのおばあちゃんに言いました。

「これを携帯で撮ればいいじゃないですか?」

 

でも、そのおばあちゃんは携帯に記録を残す習慣などなかったのでしょう。

あるいは、携帯をお持ちではなかったのかもしれません。

 

結局、事務所に頼んで印刷をお願いし、おばあちゃんにお渡ししました。

すると、そのおばあちゃんは、その紙の裏に

私が干した野菜の種類をメモし始めました。

「みょうが、しょうが、まいたけ、きゅうり・・・」というように。

 

干し野菜も、たまたま私が干した31種類をご覧いただいただけであり、

これらのものを干さなきゃいけないわけではないのです。

  

記録を書いて残すか、撮って残すか?

見て覚えるか、一文字一文字読んで覚えるか?

世代間の大きな違いに愕然としたのであります。

 

 

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ふれあい夢市場 袋井市食育イベント

2017-11-12 16:47:52 | 食育

浅羽保健センター、メロープラザを会場に

ふれあい夢市場が開催されました。

私は、浅羽保健センターで食育イベントとして

干し野菜の魅力をお伝えさせていただきました。

  

用意した干し野菜は31種類。

  

  

  

   

  

   

ご来場くださった皆さんは、一時期に集中してしまう野菜、

例えば、夏のきゅうり、みょうが、なす、ゴーヤ、

冷蔵庫の中で中途半端に余ってしまう野菜、

例えば、もやし、きのこ類などを

無駄なく食べるために、干し野菜に興味を持ってくださっていました。

   

一番、驚かれた干し野菜は「干しもやし」でした。

「お味噌汁に使うと、だし要らずですよ。」とお話しすると、

「早速干してみます!!」と言う方が続出!!

   

 

お一人お一人、干し野菜に関する疑問にお答えすることができました。

  

 

 

 

試食には、今回悩まされました。

当初、何としても干したきゅうりの食感を味わっていただきたいと思い、

メニューを考えていたのですが、

天候不順できゅうりが値上がり!!

1週間前になって、白菜を使うことに変更いたしました。

 

干し白菜の甘酢漬けです。

「歯ごたえがいいね!!」

「干してあるから、味がよくしみているね。」

など、うれしい感想をいただきました。

  

もうひとつの試食は、「技のいらないきのこの炊き込みご飯」。

干したまいたけとぶなしめじから良いおだしが出ますので、

お酒と塩だけでおいしく炊けるのです。

ところが、一度に3台の炊飯器を使ったため、

調理室のブレーカーが落ちるというアクシデントに見舞われ、

ご飯をお出しするタイミングがずれてしまいました。

 

それでも、100食ずつ用意した試食は、あっという間になくなりました。

うれしいことです。(*^-^*)

   

今回の食育イベントは、準備の期間に体調を崩してしまい、

不安だらけでしたが、

袋井保健センターの皆さまに助けていただきながら、

何とか無事終了することができました。

感謝の気持ちでいっぱいです。

  

これから、干し野菜に向く遠州の空っ風が吹く季節がやってきます。

生とは違った食感を楽しむ、

冷凍もいいけど、お日様の力も借りてみようか、

そんな気楽な気持ちで干し野菜を始めてみてください。

ご来場くださった皆さま、ありがとうございました。

    

 

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すっきりした!!

2017-11-11 20:04:38 | お勉強

今月は、週末、静岡県立大学公開講座に参加しています。

 

今日のテーマは「食品とくすり ~正しい摂り方・飲み合わせ~」。

県立大学薬学部教授 吉成浩一先生のお話を伺いました。

  

健康食品は薬の代わりになるのか?

天然・自然由来のものが原料なら安全か?

など、興味深い内容でいっぱい!!

  

一番おもしろかったのは、

人間の体にとっては、薬も食べ物も「異物」「毒」と判断されるということ。

体内に入ってきた「毒」を酵素は分解しようとします。

そのため、薬は体内に入ると化学構造が変化し、

「毒」や「異物」ではない構造に変わっていきます。

ただ、人によって酵素の働きには差があります。

同じ薬を飲んでも、効果に差が出たり、

副作用が強く出たるするのはそのためです。

   

そして、ずっと疑問に思っていた「天然・自然由来のものが原料なら安全か?」

ということ。

私、以前、大病をした時に周りから、

やたらと「天然・自然由来のものが原料のサプリメント」を勧められたんですよ。

でも、効果があるどころか、気になる症状が出ることもあり、

信用はしていなかったのです。

  

答えは、やはり安全とは言えないということでした。

自然界には、毒キノコ、フグなど毒を持った動植物はたくさんいますから。(^-^;

安全性が確認されているにんじんを例に挙げた説明がわかりやすかったのですが、

にんじんを1日に1本食べることはあっても、

1日に100本食べることは、まずありません。

通常は確認されない微量の毒素も、100本食べれば有害作用を示すかもしれません。

サプリメントのように濃縮された形で体内に入った場合の安全性は疑問です。

  

トクホなどの保健機能性食品以外の多くの「健康食品」では、

販売前に人での安全性や有効性の確認がほとんど行われておらず、

どの程度の効果や有害作用があるのかわかりません。

一方、医薬品は莫大な費用をかけて開発され、健康な人だけでなく、

病気の人対象に治験も行われ、販売されます。

合成薬だから危険ということではありません。

 

人間の体にとっては、一般食品も健康食品も医薬品も「異物」。

区別はできないのです。

だからこそ、正しい知識に基づいて適切に使用していこうと思います。

 

気分がすっきりしました。

帰りの電車の中から見上げた飛行機雲さえも輝いて見えました。

良い勉強をさせていただきました。 (^-^)

 

コメント (2)
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