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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

なにわの伝統野菜 勝間南瓜(こつまなんきん)

2019-09-18 10:27:09 | 在来種 伝統野菜

先日、なにわの伝統野菜 鳥飼なすについて書かせていただきました。

こちらです。

そこに登場したかぼちゃ、勝間南瓜(こつまなんきん)。

こちらも、今回送っていただいた貴重な伝統野菜です。

   

 

勝間南瓜は、勝間村(現在の大阪市西成区玉出町)で作られていました。

江戸時代、勝間村の農家が天満の青物市場問屋年行司あてに

「立ち売り許可願」を申し出ました。

その中に「南京瓜」と記載されていたことから、

このかぼちゃを勝間南瓜と呼んだと考えられています。

    

   

  

勝間南瓜は、重さは900gほど。

とっても小ぶりで縦の溝が深いのが特徴です。

上の写真を見ても、どのくらい小さいのかわかりにくいと思いますので、

目薬と比較したものをご覧ください。

 

  

   

皮が硬く、包丁を入れるのに力が要りましたが、

一度刃が入ると、すーっと切れます。

果肉はねっとりとして、水分が多いというのは

まさに日本かぼちゃの特徴ですね。

  

  

この武者小路実篤の色紙に出てきそうな外観を見ると、

料理に使いにくそうと思われるかもしれませんが、

甘味がさっぱりとしていて、ホクホク系ではないので、

おかずに使いやすいし、何と言ってもこの食べ切りサイズがいいですね。

  

 

こちらは、自家製のトマトソースとホワイトソースを使った

勝間南瓜のグラタンです。

  

  

おいしくいただきました。

   

西洋かぼちゃよりも、耐病性に劣り、

栽培に手間がかかると言われている勝間南瓜。

出逢えたことに感謝申し上げます。(^-^)

 

 


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