先日、なにわの伝統野菜 鳥飼なすについて書かせていただきました。
こちらです。
そこに登場したかぼちゃ、勝間南瓜(こつまなんきん)。
こちらも、今回送っていただいた貴重な伝統野菜です。
勝間南瓜は、勝間村(現在の大阪市西成区玉出町)で作られていました。
江戸時代、勝間村の農家が天満の青物市場問屋年行司あてに
「立ち売り許可願」を申し出ました。
その中に「南京瓜」と記載されていたことから、
このかぼちゃを勝間南瓜と呼んだと考えられています。
勝間南瓜は、重さは900gほど。
とっても小ぶりで縦の溝が深いのが特徴です。
上の写真を見ても、どのくらい小さいのかわかりにくいと思いますので、
目薬と比較したものをご覧ください。
皮が硬く、包丁を入れるのに力が要りましたが、
一度刃が入ると、すーっと切れます。
果肉はねっとりとして、水分が多いというのは
まさに日本かぼちゃの特徴ですね。
この武者小路実篤の色紙に出てきそうな外観を見ると、
料理に使いにくそうと思われるかもしれませんが、
甘味がさっぱりとしていて、ホクホク系ではないので、
おかずに使いやすいし、何と言ってもこの食べ切りサイズがいいですね。
こちらは、自家製のトマトソースとホワイトソースを使った
勝間南瓜のグラタンです。
おいしくいただきました。
西洋かぼちゃよりも、耐病性に劣り、
栽培に手間がかかると言われている勝間南瓜。
出逢えたことに感謝申し上げます。(^-^)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます