スーパーで群馬県産の鍋ねぎを見つけました。
正式な品種名は、「味十八番」。
まるで、ラーメン屋さんにありそうな名前がおもしろくて、
買ってしまいましたが、見た目は普通のねぎ・・・です。
この「味十八番」は、黒柄と加賀系を掛け合わせて
生まれた品種ですが、
ここでねぎの品種について見ていきましょう。
日本のねぎの品種は大きく3つに分かれます。
●加賀系
代表的なものは、下仁田ねぎ。
冬の寒さが厳しい地域で作られます。
生で食べると辛みが強いが、加熱すると甘みとコクが出て
煮物や鍋物に向いています。
●千住系
現在、日本で一番多く栽培されている根深ねぎの系統。
代表的なものは、千住ねぎ。
●九条系
青い葉を利用し、関西で好んで食べられる葉ねぎ。
代表的なものは、京都の九条ねぎ。
で、この「味十八番」の親である「黒柄」というのは、
千住系の一種です。
葉の色が濃緑色で、夏から出荷できる一本ねぎを
「黒柄」と呼んでいます。
つまり、「味十八番」は、加賀系と千住系を掛け合わせた
king of 根深ねぎと言えそうです。
下仁田ねぎのような見た目のインパクトはありませんが、
生で包丁を入れた時、目にまでその刺激が伝わるような
特有の強い香りと辛みを感じます。
ところが加熱すると、
甘みが強くなり、とろけるような食感に・・・。
コロコロ変わるその「性格」に翻弄されながら、
こんなお料理を作りました。
スープで軟らかく煮て、
タルタルソースでいただくと・・・。
ホワイトアスパラかと思うほどの甘みと食感が
味わえます。
ユニークな名前とは裏腹、
この「味十八番」はかなりキケンなヤツかも。(^_-)-☆
出逢ったら、ぜひお試しください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます