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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

味十八番

2012-11-30 07:02:03 | 野菜

スーパーで群馬県産の鍋ねぎを見つけました。

正式な品種名は、「味十八番」。

Img_5332

 

 

まるで、ラーメン屋さんにありそうな名前がおもしろくて、

買ってしまいましたが、見た目は普通のねぎ・・・です。

Img_5333

 

 

この「味十八番」は、黒柄と加賀系を掛け合わせて

生まれた品種ですが、

ここでねぎの品種について見ていきましょう。

 

 

日本のねぎの品種は大きく3つに分かれます。

●加賀系

 代表的なものは、下仁田ねぎ。

 冬の寒さが厳しい地域で作られます。

 生で食べると辛みが強いが、加熱すると甘みとコクが出て

 煮物や鍋物に向いています。

 

●千住系

 現在、日本で一番多く栽培されている根深ねぎの系統。

 代表的なものは、千住ねぎ。

 

●九条系

 青い葉を利用し、関西で好んで食べられる葉ねぎ。

 代表的なものは、京都の九条ねぎ。

 

 

で、この「味十八番」の親である「黒柄」というのは、

千住系の一種です。

葉の色が濃緑色で、夏から出荷できる一本ねぎを

「黒柄」と呼んでいます。

 

つまり、「味十八番」は、加賀系と千住系を掛け合わせた

king  of  根深ねぎと言えそうです。

 

下仁田ねぎのような見た目のインパクトはありませんが、

生で包丁を入れた時、目にまでその刺激が伝わるような

特有の強い香りと辛みを感じます。

 

ところが加熱すると、

甘みが強くなり、とろけるような食感に・・・。

 

 

コロコロ変わるその「性格」に翻弄されながら、

こんなお料理を作りました。

Img_5445

スープで軟らかく煮て、

タルタルソースでいただくと・・・。

ホワイトアスパラかと思うほどの甘みと食感が

味わえます。

 

ユニークな名前とは裏腹、

この「味十八番」はかなりキケンなヤツかも。(^_-)-☆

出逢ったら、ぜひお試しください。

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