”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

井川の初夏の野菜を楽しみました

2019-07-08 08:45:25 | 在来種 伝統野菜

在来蕎麦たがたで開催された

第7回オクシズの夕べに参加しました。

今回のテーマは「井川、初夏の野菜を楽しむ会」。

  

井川の一番奥 小河内地区に6年前に移住した

西川さんご夫妻のお話を伺いました。

   

  

まず、井川在来茶をいただきました。

上坂本のお茶を手摘みしたものです。

  

 

こちらをご覧ください。

右が井川在来茶、左がやぶきた。

丈にずいぶん差があることがお分かりいただけるかと思います。

 

在来茶は、やぶきたの畑のように整列してはいません。

うねうねとお茶の木が植えられているので、

収穫しづらく、収量も少ないのです。

でも、このお茶の味は、緑の香りがして、苦みと渋味が十分。

まさに、私好みのお茶でした。

  

  

ここからはお料理をいただきながら、在来作物について勉強していきます。

●素材を味わう 井川在来きゅうりと固定酒のズッキーニ

在来きゅうりは、みずみずしさと同時に、

へた付近はしっかりと苦みも含んでいました。

ズッキーニは、肉質がふわふわ。

でも、種の部分は甘くておいしかったです。

  

 

●井川在来 塩らっきょう

これは、私は食べられないので、食べていませんが、

周囲からは、甘酢漬けのらっきょうとは全く違うとの声が・・・。

大変小粒なので、皮をむく作業に手間がかかるそうです。

井川の人たちは、瓶にこのらっきょうと塩を入れ、

転がしながら漬けていくのだそうです。

  

  

●たがた×オクシズ そば粉の和風ガレット

そば粉に用宗産のちりめんじゃこを合わせたガレット。

ちりめんじゃこの塩気とそば粉の素朴な味がよく合います。

  

  

●井川野菜の信州揚げ ぶっかけ蕎麦

使っている野菜は、井川在来茶、井川在来きゅうり、イノコズチ。

イノコズチは野草の一種で、右の大きな葉っぱです。

そして、お料理名の信州揚げって初めて聞いたのですが、

そば粉で揚げた天ぷらのことだそうですよ。

  

  

●ちゅるりん蕎麦

静岡のお茶とそば粉を合わせた麺です。

  

  

●結縁家(ゆうえんち)の雑穀クッキー

結縁家とは、西川さんご夫妻が営む加工施設です。

この3種のクッキーに使われているのは、

 ・シコクビエ(一番手前のレーズンのように見えるもの)

 ・井川在来茶

 ・井川在来大豆のきなことごま

バター、卵は使わず、菜種油で作ってあります。

  

 

西川さんご夫妻の井川での暮らしは、

この地に暮らすお年寄りの知恵がベースとなっています。

その知恵を守り伝えていくことと、井川で生活していくことが

うまくつながっていけばいいなと思います。

 

私は、このような勉強会に参加し、お野菜を買うことしかできませんが・・・。

 


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