”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

早生ふじの実名は?

2011-10-25 13:53:44 | 果物

こちらは両方とも「早生ふじ」の名前で

売られているりんごです。

Img_2322

 

早生ふじというのは、ひとつの品種ではありません。

ふじの変異種で、ふじよりも早く成熟する品種の総称です。

具体的には、やたか、昂林(こうりん)、ひろさきふじ、紅将軍

などの品種があります。

 

スーパーでは、「早生ふじ」とだけ表示されることが多いのですが、

こだわったお店やデパ地下の青果店などでは

「早生ふじ(昂林)」というように両方の名前を表示してあります。

 

上の写真の左側のりんごは

Img_2321_2

「ひろさきふじ」のシールが貼られています。

 

「ふじ」は日本で一番多く栽培されており、

味、香り、色、保存性など何をとっても文句なしの

人気ナンバーワンのりんごです。

生まれ故郷の青森県藤崎町の「ふじ」と

日本一の山、富士山の「ふじ」、

ふたつの意味を名前に込められたこのりんごは、

その名の通り、日本一のりんごになりました。

 

「早生ふじ」とだけ表示するのも、

それだけ「ふじ」がおいしい証拠なのかもしれません。

「名前に『ふじ』が入っている方が、お客さんも喜んで買う。」

というお話もあるそうですが、

変異種それぞれの個性も味わいたいので、

ここは実名報道をお願いしたい!

・・・と私は思ってしまうのです。

 

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