”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

変わる歯科治療

2017-11-19 16:55:41 | お勉強

今日は、「いつまでもおいしく食べるために」というテーマで

地域の歯科医からお話を伺う講座に参加しました。

講師は、富田歯科医院の富田貴之先生。

  

  

まず、歯周病はお口の中の病気というだけでなく、

体全身に影響を及ぼす病気であることを教えていただきました。

  

  

ぽっちゃりタイプの男性糖尿病患者(かなり限られたタイプですが)は、

糖尿病を治療すると歯周病も改善されるそうです。

また、ストレスがたまると、体全体の血流が悪くなり、

歯ぎしりをすることも増えてくるので歯周病になりやすくなります。

 

歯周病があると、心筋梗塞、脳梗塞になるリスクは3倍。

また、口の中が汚れていて菌が肺に入ってしまうけれども、

高齢でむせる力がない人が発症する誤嚥性肺炎も、

口腔ケアをすることで減少すると言われています。

   

歯周病を予防し、また治療することで

改善される生活習慣病も多いのではないかと思われます。

 

さて、今回一番驚いたのが、

高齢化社会になって歯科治療にも変化が起きているということです。

8020運動というものがありました。

80歳で、自分の歯を20本残そうという運動です。

 

この運動を見て、「歯を残すことが大切」と思っていました。

しかし、高齢になっても歯を残そうとすると、

その時はあごの骨が弱くなっており、いざ入れ歯を作ろとすると入れ歯が入れにくくなる

という状況に直面するのだそうです。

これからは、歯を残そうとするよりも、

弱った歯は早めに抜いて、入れ歯にすることを勧める先生が

良い歯科医というように変化していくのでしょう。

  

ご長寿というと、浮かんでくるのがきんさん、ぎんさんです。

きんさんは107歳、ぎんさんは108歳で天寿を全うされました。

お2人の食生活が素晴らしかったと言われていますが、

お2人とも歯はありませんでした。

入れ歯をしていれば、もっと長生きできたのかなぁ・・・などと想像しています。

 

富田先生、貴重なお話をありがとうございました。(*^-^*)

  

 


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