”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

温室メロンのGABA

2018-11-17 20:36:08 | 野菜

今日は、静岡県農林技術研究所の公開セミナーに参加しました。

  

  

「温室メロンのおいしさと機能性~GABAとは?」

というお話をどうしても伺いたかったのです。

講師は、豊泉友康先生。

  

温室メロンのGABAのことは、

2年前にこの新聞記事を見た時から気になっていました。

  

  

メロンにGABAが多く含まれていても、

それを機能性表示したところで売り上げが伸びるのだろうか?

という疑問がありました。

  

β‐クリプトキサンチンが含まれる三ケ日みかんなら

毎日食べることはできますが、

高価な温室メロンにありがたい効能があっても

毎日食べることは、とてもできません。

 

メロンのGABAをどう生かしていくのか、

どうしても知りたかったのです。

  

GABAの効果、1日に必要な量、温室メロンに換算した量の順に書いてみます。

●血圧を下げる     12.3mg     1/50切れ

●ストレス緩和     28mg                 1/20切れ

●睡眠の質の改善    100mg               1/6切れ

  

こちらが1/32切れですから、

この量だと、血圧を下げる効果はあるけど、

ストレス緩和には足りない・・・ということになります。

それでも、この量のメロンを毎日食べるのは、庶民には無理です。

  

 

メロンのGABAが多く含まれるのは種の部分です。

特に種の周りのエキスには多く含まれています。

この部分って、食べる時には捨ててしまいますよね。

  

こんな飲み比べをしました。

紙コップには、メロン果汁

プラカップには、メロン果汁+GABAエキス

 

どちらもおいしかったのですが、

私にはメロン果汁だけの方が、よりおいしく感じられました。

  

 

捨ててしまう種周辺にGABAが多く含まれているのなら、

それを抽出して、クッキーやアイスクリームに使う。

そんな活用の仕方なら、庶民にも手が届きます。

  

温室メロンのGABA

今後の展開に注目していきたいと思います。

 

豊泉先生、ありがとうございました。

 


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