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”農”と言える!?

元・食推おばさんのソムリエ日記

帰国子女の青いすもも 

2017-09-04 13:03:21 | 果物

先日、Facebookで青い実がたわわに実っている写真を見ました。

大きなぶどうかと思うくらい、密集して生っていました。

そこには、「幻のケルシー」と書かれていました。

すぐに調べて、緑色のすももであることがわかりました。

  

そして、昨日。

いつも行くイオン袋井店でケルシーを発見!!

「幻の果物なら買わなきゃ!!」と思い、即、購入。

 

おいしい!

ヘルシー!

ケルシー!

・・・というコピーが何とも言えません。(^-^;

  

とても大きな緑色のすもも。

1個120gほどありましたが、大きなものだと200gにもなるそうです。

  

  

カットすると、ケルシーの特徴が現れます。

種の周りに空洞があるんですよ。

  

 

このケルシーは、もともと日本で古くから作られていた

「甲州大巴旦杏(こうしゅうだいはたんきょう)」という品種です。

これを、明治時代の初めにアメリカ人ジョン・ケルシーが

カリフォルニアに持ち帰り、アメリカに広めました。

そして、大正時代にアメリカから日本に逆輸入されるようになったという

帰国子女のような果物なのです。

  

ケルシーについて書かれたものを読むと

「酸味はあまり感じられず、甘みが強い。」と書かれています。

でも、私が購入したものは酸っぱかった・・・です。

熟しても果皮は緑色のままなので、収穫の見極めが難しいのでしょうか?

 

ケルシーの産地は、国内では唯一山梨県だけだそうです。

そう言えば、昔、実家が山梨のお友達から

緑色のすももを送っていただいたことがあり、

「色が緑色だから、他県の人はあまり食べたがらないけど

 こんなおいしいのにもったいないなぁ。」

と書かれた手紙が入っていました。

今思えば、あれはケルシーだったのかなぁ・・・。(^-^)

 

コメント (4)
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