UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

言葉は正確に使いませうね、アベ君とメディア諸氏のみなさまゑ・・・

2018-01-24 01:48:10 | 日記
1月21日に国会が始まり、アベ君が張り切って施政方針演説を行いました。このため22日の新聞に、一面をつぶして、演説の全文が掲載されていました

これを全部丁寧に読む読者は果たしているどれだけいるでありませうか、読むのはごくごく少数、GGIもちゃんと読んだりはいたしません。忙しいからではありませぬ。そうではなく退屈と申しますか、上滑りする大げさな美辞麗句だけが満載の文章を読み続けるのは苦痛であり、体に良くないのではないかと思うからです。かようなしだいで斜め読みの斜め読みでもしてみようと紙面に目をやってみました。

「今こそ新たな国創りの時です」などと、冒頭部はあきれるばかりに独りよがりのオンパレードでありますが、次いで「改革」と「革命」のオンパレード、すなわち「働き方改革」、そして「人づくり革命」!さらには「生産革命」!これでは、その次はどこかのシューキョーの方がおっしゃっている「人間革命」!かね、などと思わず冷やかしたくなりますね

まず、最初に掲げられている政策、「働き方改革」、これは言葉使いが決定的に間違っていますね、誰だって悪条件の下で働きたくはないのです。ひとを雇う側が悪条件化で働かすから、やむを得ず働いているのです。雇われる身の勤労者は自らの自由意思で「働き方」を変えることなんかとうていできません。だから「働き方改革」なんてできっこありません。雇用主がそのようなことを許さないからです。つまり、いまほんとうは必要とされているのは「働き方の改革」なんかではなく「働かせ方の改革」なのです。したがって「働かせかた改革」と表現すべきなのです。雇用主が自ら現状の「働かせ方」を「改革」するとは思われませんから、外部から経営者たちに働かせ方を改めるよう迫ること、強いることが第一に必要とされているのです。分かっていますか?アベ君、

アベ君が「働き方改革」などと不正確ないいかげんな言葉を使い始めたときから、GGIは「おい、坊や、それは違うだろう、《働かせ方改革》だろう」と大きな違和感を抱いていましたが、いまに優秀なる日本のメディア諸氏が、この間違いをを指摘するかと思っておりました。ところが、今日に至るまでメディア諸氏は、このことを指摘するどころではなく、逆にせっせとこのいいかげんな「働き方改革」という言葉の流布に努めております。まことに救い難い自体でありますので、GGIがあえて苦言を呈するしだいです。

ついでながら、これはアベ君だけではなく世間で広く使われている「働き方改革」に関連した言葉の誤用についても、苦言を呈しておきます

「過労死」という言葉がありますね。今や「KAROSHI」と言う英語になって輸出されるぐらいになっておりますが、GGIは「過労死する」とか「過労死した」とか表現するのは大問題、大間違いであると考えます。

と申しますは、この言葉づかいでは、過労で「死ぬ」「死んだ」という意味、つまり自動詞の表現であります。自動詞を用いたのでは、当人はまるで勝手に、自発的に過労で死ぬ、死んだという印象を与えてしまうではありませんか!まるで自然現象で死んだかのような表現です、しかし事実は断じてそうではありませぬ

誰だって「過労死」などという過酷な運命にさらされたくはないのです。かつてほんとうに字自発的に「お国のため戦死した」人などほんとうはいなかったのと同様に、過労死は望んで死んだ人などいないのです。ただしい語法は「戦死させられた」であり、「過労死させられた」であります。

働かせ方が人間を人間と見ないムチャクチャなやり方であるため死に追いやれるのです、すなわち人は「過労死する」のではなく「過労死させられる」のです。つまり殺されるのです、アホな「利益」だけが命の経営者や経営陣に殺されるのです。ですから、メディアの諸氏が平気で「過労死する」「過労死した」などと表現しておりますが大間違い!「○○さんは電通により、過労死させられました」などと正確に表現すべきなのですが、日本の優秀なるメディアはまるで気づいておりませぬ。平気で、「過労死した」などと恥知らずなことを言っております、でもメディアにつられてGGIもつい恥知らずなことを言っておりますので、あまり大きなことを言えません・・・

さらに、もっと正確に申し上げれば、人を「過労死させる」ことは人を殺すこと、当然のことですが、殺人そのものであります。リッパな犯罪です。その認識がアベ君にも財界諸氏に決定的に欠落しております。過労死は、日本にも立派に存在している労働法を無視した、意図的な強制過剰労働の結果です。歴然とした殺人です。

けれどもアベ君は「罰則付きの時間外労働の限度を設けます。でも、専門性の高いお仕事は別なのよね」などとまったくノーテンキなこともいっております。過労死や過労死に近い状態、たとえば重いうつ状態に追い込むような行為はすべて犯罪です。人の心身に害を及ぼす犯罪ですから、これらの行為に関与した者は刑法でしっかり処罰すべきです。罰則や罰金などで済む話では断じてありません。しっかり刑法で処罰でもしない限り、働かせる側はすぐに抜け穴を見つけことでありませう。強制過剰労働禁止法といったものを制定すべきです

などなど、その他「人づくり革命」とか「生産性革命」とか、「革命」という由緒正しき言葉が泣き出してしましそうな「革命」の大安売り、やすっぽい言葉使いのオンパレード・・・・

一方において同一労働同一賃金の問題をとり挙げて、アベ君は「非正規と言う言葉をこの国から一掃して参ります」などと大ぼらを吹いております、本気であるとはとうてい思えず、信じる国民はいないでありませう・・・まあ、官僚の悪知恵を借りて、実態はたいして変わらないのに、非正規を別の呼び名に替えただけでことを済ますなのかもしれませんね・・

アベ君のうわすべりの大げさな美辞麗句の羅列もうんざりだけど、年よりのひがみの典型のようなGGIのくどくどしい文章にもうんざりや、と言う声が聞こえてきました。まことに御指摘のとおりでありますので、これで失礼させただきます

なんだか、今日もまったくまとまらない話になりましたが、これはアベ君の荒っぽい無神経な言葉遣いのせいでごさいます・・・

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

今日の写真は本文と関係ありませぬが、よろしければクリックしてご覧くださいませ。わがガーデン、冬のナンキンハゼ君です。

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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