UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

有明の富士の高嶺に降る雪の・・・

2018-01-22 01:49:43 | 日記
今日はなぜか美術の時間です。日本一のお山、富士山を描いた絵についてのお話です。

富士を描いた絵といえば、葛飾北斎さんの「富嶽三十六景」が有名ですね。北斎さん、様々なアングルから大胆な構図で富士山を描いていますが、今日お見せする作品は、北斎さんも思いつかなかったまことにユニークな富士の姿です。

まずは今日の写真をご覧ください。ぜひクリックしてご覧くださいませ

富士の高嶺に降る雪です。線描による繊細極まる富士の姿、そして高嶺に降る雪が見事に描かれいます。静謐なモノトーンの画面から雪の冷たさが伝わってきます。富嶽三十六景に勝るなどとは申しませぬが、注目すべきこれまでにない富士の姿です・・・

藤原定家の和歌に「有明の富士の高嶺に降る雪の・・・・」という句があります(下の句は忘れてしまいました)が、この今日の写真を眺めていましてGGIは思わずこの句を思い浮かべてしまいました、これはまさに有明の富士の高嶺に降る雪であることよなあ、と感じ入ってしまったのです

作歌の堀田善衛氏はその著作「明月記私抄」の中でこの和歌を引用して、「まことに繊細にして幽玄・・・・」と讃えたあと、「しかし、それがどうしたと言われると困るのである。和歌とはそういうものなのである」といった意味のことを記されていました。

この写真をご覧になって、待てよ、この写真と似た写真、どこかで見たことがるぞと思われた方はとても記憶の良い方です。実はこれと似た写真は昨年11月1日の日記で紹介しております。ただし雪は降っておりませんでした
(この日記は以下のサイトに載せています
http://blog.goo.ne.jp/ugugggi/d/20171101

実は、この作品の中の繊細なる富士山を描いたのはわが庵に出入りする蜘蛛クン、そして富士に降る雪を描いたのはデジカメのフラッシュを乱反射してくれた窓ガラス君であります。クモ君とガラス君のみごとな合作にGGIは大感謝であります

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!
コメント
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