UGUG・GGIのかしこばか日記 

びわ湖畔を彷徨する独居性誇大妄想性イチャモン性前期高齢者の独白

元旦テレビ番組、一望の荒野のなかで唯一注目されたのはあの人物・・・

2018-01-02 01:13:42 | 日記

わかりきったことでありますが、昨日は2018年、すこしも違和感はないのですが、テレビのニュースで「平成30年云々」とアナウンサーが言っているのを耳にして、えっそうなんだあ、もう三十年経ったの、平成の三十年間と昭和元年からの三十年間をくらべると、なんとなく、平成はあっという間だったなあという気がいたしました、などと書きますとまたしても脱線しとうでありますので、

それはさておき、元旦で困りますのは、毎年のことですが、元旦の新聞、ページ数だけは大サービスではあるものの、読むとろこがほとんどないことです。GGIの孤独なるお食事に欠かすことができないおかずは新聞記事ですので、読むところがない新聞ではおかずがないのも同然、何とも落ち着きませぬ・・・

朝日新聞さんよ、調査報道に力を入れているというのならば、このようなときにこそショモない中途半端なトピックスや特集記事、人生論や生き方論、毒にも薬にもならない中途半端な文化論みたいなものなんかどんどん削って、日頃載せることが容易ではない長文の調査報道記事を掲載されてはいかがでせうか。えっ、他紙も似たようなものだから、これでイイノダとおっしゃるのですか!

新聞だけではありませぬ。元旦に限ったことではありませんが、テレビも見たくなるような番組はほとんどありませぬ。一望の荒野であります

いつであったか元テレビ関係者に申したことがあります

「最近のテレビ、ますますひどくなる一方やなあ、NHKもだんだん民放の水準にちかづいてきた、どうしようもないなあ」

そうしましたら、この人物、テレビ放映が始まって以来日本のテレビ界はずっと一望の荒野であることを認めつつ、こう答えました。

「そやけどなあ,ええところというか、テレビが世間の役に立っている点が皆無というわけではない。ときには役立つことが一つや二つはある。その一つは、ある人物の顔がおもいっきりクローズアップされて画面いっぱいに大きく映し出された場合や、とくに政治家かなんかの顔がクローズアップされると、この人物、正直な人間であるかどうか、すぐに誰にでも直感的にわかるということ、これは他のメディアでは不可能」

この説明は結構当を得ているように思います。いつであったか、米国の作家、カカート・ヴォネガットさんが次のようなことを書いていたからです

「何人かの人物といっしょに、初めて講演会で話すことになったときのことです。多くの人々をまえで講演をするのは初めてだったので、いったい何をどのように話したものかと悩んでいたら、隣の席に座っていた、これまで何度も講演の経験がある人物がアドバイスしてくれたのです。《ヴォネガットさん、何も心配はいりません。聴衆は誰もあなたの話の内容に耳を傾けてなんかいませんから。聴衆はただあなたが正直な人間であるかどうかを知りたがっているのです》。このアドバイスのおかげで気が楽にり、私は初めての講演でしたが緊張せずに話すことができました」

それでテレビの二つ目にいいところは何かとこの元テレビマンに聞きましたら

「あのなあ、テレビのいいところであるかどうかは別として、こんなことがあったんや、あるとき、ある独り暮らしのお爺さんが孤独死した、そのとき遺書みたいなものが残されていた、そこには《テレビさん、ありがとう》と書いてあったんや・・・・」

「そうかあ・・・・・」

ということで、すっかり話が脱線してしまいましたが、元旦のテレビで唯一注目されたと申しますか、かなり意外であったのは、いまお騒がせのあのキム君が元旦に演説したことを伝えるお昼のNHKのニュースでありました。

これまで彼の演説振りは、肉声ではほとんど放映されていないのではないでせうか、とにかくGGIは彼の演説振りを初めて目にしました、肉声を耳にするのははじめてでありました。その声の調子と言い、落ち着いた演説振りといい、かなり意外なものでありました

背広にネクタイ姿、ときおり原稿に目をおとしてはいましたが、低音の落ちついた口調で、落ち着き払って話していました。金切り声があげたり大げさな身振りをすることはまったくありませぬ。どこかの国の、ややもするとヒステリックな口調になりがちな、身振り手振りをしたがる人物の演説よりは落ち着きのあるものでありました。

このようなことを申しますと当世の日本では非国民などといわれそうでありますが、ウソだと思われる方は以下のサイトなどでNHKのニュースをご覧になり、ご自分の目でお確かめになってくださいませ。演説場面の画像を省略せずにをちゃんと放映したNHK、お手柄ものであります

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180101/k10011276671000.html

演説の内容も全体的に思ったよりもおとなしいものでした。今後もミサイル計画を推進、もう米国は北を攻めることはできない、などとあいかわらずのことも言っていましたが、来月のピョンチャンオリンピックについて、「大会が成功裏に開催されることを心から望む。われわれは代表団を派遣する」などと述べ、また南北関係について「北朝鮮で建国70年、韓国でオリンピック開催を迎える《意義深い年》であり、南北関係を改善すべきだ」と強調したり、米韓合同軍事演習の中止を求めたりと、なかなか外交的にバランスのとれた、よく計算された巧みなものであったというのがGGIの個人的感想であります

キム君の演説ぶりはあの北の国営テレビ、女性アナウンサーの猛々しい絶叫振りとは大きく異なり、全体として意外におとなしいものであったのはGGIには驚きでありました・・・

(なおこのキム君の元旦の演説について、韓国大統領府は、「南北関係改善の必要性を提起して、ピョンチャンオリンピックへの代表団派遣の用意があると明らかにし、そのための南北の当局者の接触を提案したことを歓迎する」と評価している、とNHKニュースは伝えています)

今日の写真は演説するキム君のテレビ映像を撮ったものです。よろしければクリックしてご覧くださいませ

なもあみだぶ・なもあみだぶ・なもあみだぶ・・・

グッドナイト・グッドラック!

コメント (1)
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