■ 「ぼくはこんな本を読んできた」、92稿目は『ものぐさ精神分析』『続 ものぐさ精神分析』岸田 秀(中公文庫1982年発行)。 ぼくが決めていたルールだとテープの色は緑色ではなく水色のはずだが、間違えたのかな・・・。
いつも通りカバー裏面に載っている本書紹介文を引く。
**人間は本能のこわれた動物である――。人間存在の幻想性にするどく迫り、性から歴史まで文化の諸相を縦横に論じる、注目の岸田心理学の精髄**「ものぐさ精神分析」
**人間の精神の仕組みを「性的唯幻論」という独自の視点からとらえ、具体的な生の諸相を鮮やかに論じる岸田心理学の実践的応用篇。待望の続篇**「続 ものぐさ精神分析」
この2冊は同時に買い求めてはいない。「ものぐさ精神分析」を1982年6月12日に、「続 ものぐさ精神分析」を同年7月19日に買い求めている。「ものぐさ精神分析」を1カ月かかって読んだようだ。この本の解説は伊丹十三、続の解説は日高敏隆。再読することはおそらくないと思うが、解説を読み比べるくらいのことはしたい。