透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

「2010年」

2019-05-27 | E 週末には映画を観よう

 昨日(26日)の早朝「2010年」をDVDで観た。この映画は「2001年宇宙の旅」の続編として制作された。

木星探査用の宇宙船だったディスカバリー号はどうなっているのか、HAL9000は? 9年経過した2010年、ディスカバリー号とHALの機能を回復することはできるのか・・・。

失敗に終わった木星探査計画で、科学者3人と副船長は死亡。ボーマン船長の生死は不明だが、死亡したと推定されている。

この計画の責任者だったフロイド博士はディスカバリー号の設計者、HALの設計者とソ連の宇宙船レオノフ号に乗り込んでソ連のクルーとに木星に向かう。 

木星の衛星イオ付近にディスカバリー号は回転しながら停留していて、近くには巨大な(長さ2kmもある)モノリスが。クルーたちはもうひとつの衛星エウロパにクロロフィル(葉緑素)を発見し、探査を試みるが謎の電磁波の妨害を受ける。この妨害はディスカバリー号の船長だったボーマン船長からの警告だった。この辺りは理解しにくいが、ボーマンは人間から別の生命体となっていたということだろう。

ボーマンは人の姿になって、フロイドのところにも出現するし、姿は消しているが病身の母親のところにも出現(したことを暗示的に描いている)、ボーマンの奥さんが見ていたTV画面にも姿を現す。

この映画では神の領域に人間は立ち入ってはならないということ。それからモノリスは生命の誕生と進化を司る存在であることが「2001年 宇宙の旅」より分かりやすく描かれている。



両映画の原作者、アーサー・C・クラークは「宇宙の旅」シリーズの完結編として『3001年終局への旅』ハヤカワ文庫 という作品も残している。ちなみにこの作品の発行は2001年。 



再読しよう。






 


懐かしの味

2019-05-27 | A あれこれ

 

 スパゲッティの店、キッチン ヤマナミは僕が高校生のころ既に松本駅前にあった。駅前の店が閉店して久しいが、穂高にヤマナミの味を引き継いだ店がオープンしたということを最近知った。店の名前も同じ「キッチン ヤマナミ」。

昨日(26日)、穂高に所用で出かけたので、ヤマナミで食事をすることに。別荘や小さなカフェなどが点在する林の中にオシャレな外観のヤマナミはあった。

注文したのは「スパゲッティ ハンブルグ風」。昔駅前の店で時々食べた懐かしのメニュー。何十年ぶりかで味わう甘めのソースがかかったやわらかい麺とハンバーグ。

歳を取ると、未来を考えるより過去を振り返り、懐かしむことが多くなるのかな・・・。