透明タペストリー

本や建築、火の見櫓、マンホール蓋など様々なものを素材に織り上げるタペストリー

あたまでっかち

2009-06-19 | A あれこれ
■ 東京北青山にある複合商業施設「Ao(アオ)」。高さ約90メートルの高層棟は「あたまでっかち」、上層より下層の方が細い。このビルを紹介する日経アーキテクチュアの記事によると、この多面体のフォルムは日影規制から決まったとのことだが本当だろうか・・・。

 
 Ao(アオ) 090329撮影

低層棟はステップガーデンになっていて、屋上緑化されている。誘客効果を考えると前面道路側からその様子がチラッと見えるような計画の方が良かったのでは、などと勝手なことを考えてしまう。

それにしても、あたまでっかち・・・。「モード学園スパイラルタワーズ」に**確かに美しいんです。デザインも素晴らしいんです。しかし…どことなく不安になるんです。**と昴さんからコメントをいただいたが、そのままこの「Ao」にもあてはまる感想ではないか、と思う。

高度な構造解析によって、安全性は充分検証されているのだろうが、やはり「あたまでっかち」は不安定な印象だ。

昔、運動会のかけっこで転ぶと、「あたまでっかちだから(頭が大きいからバランスが悪く、転びやすい)」と言われたものだ。


地階にテナントとして入った紀ノ国屋

この敷地にあった紀ノ国屋のどっしりとした青い店舗がなつかしい。