哲仙の水墨画

デジカメの風景写真、四季の草花、水墨画、書、短歌などを楽しみます。

正成・正行父子の今生の別れ(水墨画)

2014-09-15 06:20:21 | 水墨画
戦国の世に名をはせし正成が
子の正行と最後の別れ       樋田哲仙

 楠木正成は戦国時代の豪族で、河内の国を治めていたが、後醍醐天皇の要請を受けて朝廷側につく。九州で勢力を挽回した足利尊氏の東進に神戸湊川の戦で戦死する。出陣に際して、子の正行と桜井の駅で(桜井の決別)最後の別れをする。唱歌[大楠公の歌]で80歳以上方なら知っている。現在その地は大阪府三島郡島本町に公園として記念碑他建つ。 にほんブログ村 美術ブログへ

鎌倉八幡宮楼門(写真)

2014-09-13 06:12:43 | 写真
境内の建物すべて朱に映えて
八幡宮に広がる心      樋田哲仙

 八幡宮裏側の駐車場に車を入れて雨天の中、神社側面から入った。長い回廊に出る。正面に回ると、華麗な楼門に唸る。拝殿は階段の下方に位置する。境内の建造物すべて朱塗りで、一大観光名所のことはある。雨天のために、参道の若宮大路は行かなかった。鎌倉彫の土産店は全く見ていない。

聖観世音菩薩(水墨画)

2014-09-12 06:08:53 | 水墨画
仏像は奥深くして」なかなかに
わからぬままに寺巡りする       樋田哲仙

 刈って、勤務する会社の社長に仏像の楽しむ方法を教わった。少しばかり知識を深めたつもりだったが、仏像が存在するのは寺院で、須弥壇の奥は一般人は立入っできないことが弊害と知った。食い入るように観察できない。遠くから眺めるだけでは物足りない。寺側にすれば仏像は見るものではなく、拝むものということだろう。少しだけかじって諦めることにした。  にほんブログ村 美術ブログへ

鎌倉鶴岡八幡宮

2014-09-10 06:42:24 | 写真
鎌倉の八幡宮を知らざれば
日本人と言ふに及ばず       樋田哲仙

 鶴岡八幡宮は鎌倉の最高の観光スポットである。それを知らない人はもはや日本人の資格はないのではないか。本殿脇で締め切りの時間の片づけをしていた巫女にそれを言うと嬉しそうにほほ笑んだ。決して過言ではない。社殿が朱で飾られて目を惹く。

観世音菩薩(水墨画)

2014-09-09 06:18:48 | 水墨画
信仰の心は我にあらねども
西国霊場三度廻れり       樋田哲仙

 霊場めぐりは30代でやり始めて、今日まで続いている。四国八十八ヶ所も歩き遍路で済ませた。定年直後のことで体力もあった。中国観音霊場も、バスツアで1年かけて済ませた。西国に至っては3回も廻った。信仰は全くない。仏像、建造物、庭園、樹木などの知識もない。それでも楽しかった。現在とは比較にならない無知である。よくやったものだ。にほんブログ村 美術ブログへ

建長寺僧堂(写真)

2014-09-07 06:54:03 | 写真
我に似る人はどこにもいるものぞ
建長寺にて僧堂仰げる      樋田哲仙

 自分が自分を分からなくなることがある。世間には似た人がいるものだ。建長寺の僧堂をじっと見つめる50前後の男がいた。夫婦づれである。一般人は建造物を見つめることはない。知識がなければ素通りである。その男は組み物、懸魚、蟇股、垂木と見ていた。尋ねると奈良の法隆寺近くに住んでいて見ることが好きだと応ええた。人の目の向けどころで関心ごとが分かる。的中したことでにんまりとする。

ブログを続ける道具(水墨画)

2014-09-06 06:41:17 | 水墨画
絵を描くは呆れるほどに続きをり
ブログに我は後押しされて      樋田哲仙

 自分でも呆れるほど続くのがブログである。2005年5月から毎日よくも続く。来年は10年を迎える。アップする資料作りが大変でも、多数の訪問者があることも原因の一つである。また、書、絵、短歌の上達を願っていゐることも原因だろう。自分のライフワークと思うようになって頑張りが出るようになった。 にほんブログ村 美術ブログへ

建長寺唐門(写真)

2014-09-04 06:43:59 | 写真
とほくよりひどく目をひく唐門に
寄せられてゆく建長寺かな       樋田哲仙

 建長寺は広大な寺域も持鎌倉観光の一大スッポとである。先の円覚寺で半分も見ないのに全部見たと錯覚して退散してしまった失敗をくりかえさないよう今度は注意て回った。奥まった方丈前の唐門には遠くからでも黄金色で目を引き、自然と引き寄せられたしまう。誰もが同じようだった。

この涼しさに金魚も(水墨画)

2014-09-03 06:14:54 | 水墨画
夏過ぎて昼の暑さも柔られば
金魚見やるも少なくなりぬ        樋田哲仙

 9月に入ってここ急に涼しくなった。この間まで暑さに閉口していたのだが、数日のことで、すっかり変わってしまった。高齢には有難いことだ。玄関の下駄箱の上の水槽の金魚にも目をやることもなくなっている。金魚に涼を止める必要もなくなったのだろう。 にほんブログ村 美術ブログへ

鎌倉五山建長寺山門(写真)

2014-09-01 06:53:16 | 写真
総門をくぐりてすぐに建長寺は
山門見えて胸のときめく      樋田哲仙

 鎌倉五山第一位の建長寺は開山を蘭渓道隆として、北条時頼の創建である。数度の落雷による火災で焼失し、江戸期に再建されている。避雷針のない時代だけに多くの寺で起こりがちである。門前に大きな駐車場があり、バスも多く、観光客が多い。円覚寺とは大違いである。