書きなれて書きよき筆や冬籠 正岡子規
画と書の筆は使い分けている。画には約30本を並べ、描く箇所にあわせるが使いやすい筆がある。が、机には置くがほとんど陽の目を見ないものの方が多い。影の薄い筆は捨てればよいが捨てきれず、場所を占拠している。何年も使わない筆が、あるとき息を吹き返すこともあるからだ。同様のことが子規にもあって、冬篭りして物書きしているのだろう。
画と書の筆は使い分けている。画には約30本を並べ、描く箇所にあわせるが使いやすい筆がある。が、机には置くがほとんど陽の目を見ないものの方が多い。影の薄い筆は捨てればよいが捨てきれず、場所を占拠している。何年も使わない筆が、あるとき息を吹き返すこともあるからだ。同様のことが子規にもあって、冬篭りして物書きしているのだろう。