おてんとうさんのつぶやき & 月の光の思案 + 入道雲の笑み

〔特定〕行政書士/知的財産管理技能士/国家試験塾講師等が生業の巷の一介の素浪人の日常

マンション管理士等派遣事業

2018-04-11 | ◆ マンション管理業務  《 全般 》

 

花冷えが続く当地ですが

皆さまのところは いかがですか

 

最近 ようやく ?? マンション管理士の位置付けのこと

国が なぜ この国家試験を設ける必要に迫られた?!のか

ということあたりの理解というか関心が ほんの少し(当地方でも) 

広まりつつあるかも・・・という雰囲気を感じることが 増えてはきました

 

もっとも 未だに

“ マンション管理士って いわゆる マンション管理人さん

ですよ ネ ”

というセリフも 多いですが(お付き合いのある管理人さんも多いので 

誤解があるといけないので記させていただきますが

仕事の内容が違う という点を申し上げています)

 

 

以前から心配し続けていることが いろいろ 現実に表に現われることが

多くなりつつあるので(マンション制度というのは 率直に言って いかに 

不気味な?仕組みの上に

成り立っている

住政策なのか ということ)

 

購入後は 

自分のものなのだから 自分たちで ヨロシク管理して行ってね

集合住宅・マンションといっても 要は 

自宅がくっつき合っている だけのこと なのだから

 

という 大前提の下に 場合によっては 何百人という人たちが 

共有し合っている部分 と

自宅 の

集合体を 一緒くたに管理している形なのだから

総資産 何十億 いや それをはるかに超えるような集合体であろうと

繰り返しますが 要は 自己責任 自己管理 の世界です

 

レッキトシタ所有者が存在する 他人の物 なのだから 外部の者はたとえ 公的代表たる

行政たりといえども 余計な口出しは できません(そこにある 緊急の危険が厳然としてある

ような場合は 別の考慮があろうが)

私的所有権絶対との精神は いまも 厳然とした 大原則 で 巷を支配してると言えますから

 

危うさが 理論的には ほぼ 理解できていたとしても 現実の対応は 

余計な口出し 一切無し(見方を変えれば なんとかなっていく仕組みだから とか 

社会保険の年金財政の有限均衡方式じゃないけれど 積立金水準は おおよそ

100年後に1年分程度を保有することで足りることにしよう とか

これだけの住人がかたまっているところ なんとかなるだろうし 公も力も

いざというときは 使えるだろう

なんぞという感覚では どうにも こうにも これから先も 不安大ということだと思うのですが)

 

 

先日 近県の マンションに関する調査報告が ありました

その内容は 

やはり そうだろうなー

と思わざるを得ない やや ショックなものでした

10年後 20年後 30年後の その県のマンションのあり方に

危機感を覚えても 当然か・・

行政としても 何らかの対策を と 身構えなくてはならない結果だと判断されます

 

それこそ ≪そこにある危険≫が 現実には心に届きにくい 大勢の組織というものの

[ ものごと ナントカナル さ 行き詰っても 周囲の住民の安全保護という大義名分で

公金だって出ようってもんだ ]方式の マンション管理運営の 不気味さ

とでもいうような・・・

 

 

それなりのお助け金の工面ができそうな行政など 今の日本では どのくらいでしょうか

先日も 某地方行政においての 管理放置危険建築物の除去に関しての公金支出の困難さを

象徴するような?記事を眼にしましたが

行政体自分自身の財政運営さえ危機を迎えているのに それどころでは というような・・・

 

いかに周辺に危険を与えそうな管理不全マンション解体除去の要請があろうと

使える原資など 無いものは出しようがないのだ 原則どおり 自分のものの処理は

最後まで 自己責任で完遂してください 

自己資産の保持管理になにゆえ公金を

ということで 人々の理解など得られようもないことぐらい 当然わかりませんか? 

こういうセリフが 今まで以上に増えていくことは 必至ということでしょう

 

 

マンション管理士等派遣事業 という制度が 個々の行政主体で広まってはきました

残念ながら マンション政策にも極端と言えるのほどの 温度差があり まだまだ

その制度趣旨さえ理解していないのでは? という行政体がほとんどですが

先日も 某所を訪問した時に 『とにもかくにも マンション住人さんからは これといって

心配事 相談する場所の問い合わせ など なんら声は挙がってきませんので』

いかにも なにも そう 諸々 心配する必要などないのでは という雰囲気の言

ともとれる言葉 だったような・・・

 

 

ということですが とにもかくにも マンション管理士等派遣事業 がマンションの多い地域

だけでなく いわゆる地方にも広まっていくことを願っています

修繕積立金などホトンド 実質ゼロ 役員体制もボロボロ そんな状況でもお茶のみ会雰囲気で

ホトンド管理知識ゼロの目立ちたがり屋さんがゴソゴソ通帳管理してます などなど 

問題が多いのは むしろ マンション過疎地域

とでもいうべきところ?なのですから 

 

自主管理で きちんとしているところも もちろん 散見できそう? かもしれませんが・・・

 

マンションにお住みの方 インターネットを利用できるのでしたら

 【 マンション管理士等派遣事業 

検索してみてください

それぞれの行政によって 個性はありますが 

いざというとき利用できるために

有用な知識として

 

 

参考までに

関東の某市での掲載には 次のような案内がありました

    管理組合の運営及び管理規約等に関すること

  • 維持管理費又は修繕積立金等の財務に関すること
  • 管理委託契約等に関すること
  • 大規模修繕計画に関すること
  • 長期修繕計画に関すること
  • 掲げるもののほか、マンションの管理及び運営に関すること

   ただし、次に掲げる相談については、派遣 を行いません。

  1.  耐震診断の実施
  2.  測定器等による建物の精密測定並びに劣化診断及び劣化調査
  3.  大規模修繕計画の作成
  4.  長期修繕計画の作成
  5.  修繕工事等の設計及び見積書等の比較検討又は業者紹介
  6.  管理組合内の紛争解決及び権利調整
  7.  居住者間又はマンション周辺居住者との紛争解決及び権利調整
  8.  1から7に掲げるもののほか、派遣 趣旨に合致しない事項

 

残念ながら 行政が相談員を 派遣する という制度は

当事務所近隣には未だありません

何時の日にか そのような日もくるだろうか と これを記しながら

願っていることも 本日の 午前の仕事の一部です

 

                               

          はたけやまとくお事 務 所