マンション管理士の仕事と行政書士としての仕事が
まったくの隔絶の内容というわけではないので(そもそも
区分所有法は民法の特別法という位置づけにある)
どちらも 一方を学習すると 双方に効果あり?という
こと多し です
もっとも 今どきは 特に どちら方面のコンサルタント的な地位に就いても
つまるところはオールラウンドの知識を求められますので
裏返せば 知識に カテゴリー無用 とでも言えるかも・・・
このことにも関しますが 昨日 特定行政書士法定研修考査が
全国一斉に行われました
概していわせていただくと 来春施行予定の改正行政不服審査法によって
行政書士が行政不服審査関係の代理を担当できる資格を得るための考査です
茨城県においては つくば市の つくば国際会議場にて実施
なにしろ 当然のことですが 初めてのことなので 集った受験希望者
の醸す雰囲気は なかなか味わえ得ない 独特な緊張の面持ち? 多し でした
顔見知りの方も 数人ほど・・・ポツ ポツ と
結果は12月 だそうで それまでは なんとなく不安 ですが
自己の勝手な感触では おそらく8割~9割 ほどはなんとか
喰らいつけたような思いがあるので・・・ホッとしているような いないような
なにしろ あくまでも 自己の希望的観測だし そもそも 認定基準点設定が
どこらあたりのレベルになるのか 魑魅魍魎のワンダーランドですから
さて 考査は考査で 一段落
本日は 午前中は 軽事務作業をこなし
午後は 心新たに マンション関係知識の再仕入れ込みをしなければなりません
マンション建替えという事業は 実は全国的統計でも 2桁前半の数字ほどの
稀な実行率なのですが その施行の流れは さまざまという面があり
概して言うと 個別売却私的主導型といえそうなケース と 中途からの行政・官の一部関与型
とでもいうべきものがあり
前者は マンションという財産も 当然といえば当然のごとく 私的所有財産で
私的自由自治の世界でことが進められるのであれば それはそれで もちろん 法的
権限を持った干渉なんぞ御免こうむる そんなものを 払いのけながら という世界ですが
そうはいっても 借家権者・ 抵当権者 ・敷地における利害関係者がいたり 現実には
種々の整理・整頓をともないながらの道程になり 財政的にも施行技術面でも それ
なりのバックボーンの存在が必要になること多し です
マンションの規模によっても 流れはそうとう個性をもつことになり 種々雑多の総合
事業とでも言わなければならない さまざまな形態になることも多しでしょう・・
なにしろ 建替え状況に至っていたとしても価値数億 関係人は数十人 利害関係者もそれなりに というのがおおよその形ですから つまるところ大事業になることは必至 とも言えるのです
後者の流れでの 行政・官が関与する場面の主たるものは 権利変換計画についての知事等の認可など
以上のことは 建替えというものの 概観というより 話の 大雑把な切れ端
内実は
区分所有法における建替え
マンション建替法の建替え
耐震性不足のマンションでの敷地売却制度利用後における建替え
など とても 複雑な面があります
というようなことで 以上のことは 話の切っ先として 記しましたので
専門的な記述は 避けました
実務上は
概説ばかりでは形が見え辛いので 細部にも眼を向けないレベルの建替えに関する
話は どうにも実感がともないません
つまるところ 相談者の方に満足していただけません
専門的な用語が重なり合おうとも 時間をかけ ジックリ 説明させていただくこととなります
今年は 夏 終了 即 秋到来
という感じの当地で 晩夏省略 というカレンダーになってしまって なんとなく
しっくりこない?ような・・・夏が好きな自分にとっては どこか損をしてしまった思いのような・・
ということで いきなり本格派の秋? 皆さま 体調に お気をつけなさいまして・・・
被災者の方 ご苦労多く 大変な日常でしょうが どうぞ
お元気でお暮らしのほど
お祈りいたしております
hatakeyama マンション管理士事務所